2018年03月29日

FPが、有償で仮想通貨のセミナー・相談コンサルを行って問題ないのか

前回に続いて、FPとの関連業法に関する内容です。

前回は、投資助言業の免許がなくても、個別銘柄の推奨を行っても問題とはならないケースがあることについてお伝えしました。
今回は、今話題になっている仮想通貨に対する投資コンサルティングについて取り上げます。


仮想通貨は、ニュースで話題になっている通り、価値が暴騰したり暴落したり、取引所から盗まれるなど、話題に事欠かないですね。
そんな仮想通貨のことをがんばって調べて、セミナーを行っているFPの方も増えていますね。

では、投資助言業の免許を持っていないFPが、仮想通貨に関する投資アドバイスに、どこまで踏み込めるのかという本題に入っていきましょう。

実は仮想通貨に対する投資アドバイスを有償で行う場合であっても、投資助言業の免許は不要なのです。
これは、仮想通貨が金融商品取引法で定める「有価証券」に該当しないからなのです。

あっさりと答えが出てしまったのですが(笑)、現状では法律上、このように解釈されています。
FXの投資助言は免許がないとダメなのに、仮想通貨の投資助言は免許がなくても問題ないというのは、おかしいと感じる人もいらっしゃるでしょう。
今後の動向次第ではありますが、金融商品取引法が改正されるなどして、仮想通貨も対象に含められる可能性は、もちろんあります。

今現在は法律上大丈夫だからといって、投資のアドバイスに全く責任を負わなくてよいという意味ではありません。
アドバイスをするFPが、仮想通貨のことをしっかり理解していることは重要ですし、相手に誤解を与える説明も望ましくはありません。

この点を大切に考えて、アドバイスを行っていただきたいと思います。
 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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●4/22(日) 家計シミュレーションソフトで損をしない住宅購入・住み替えプランを立ててみよう
●4/22(日) 金融商品販売でなく、顧客から報酬をいただく資産運用ビジネスにチャレンジしよう

<姉妹勉強会のご案内>
●5/13(日) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
●5/20(日) FP技能士3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

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2018年03月26日

FPが個別銘柄の推奨を行ったら、法律上問題になるの?

今日は、いわゆる「FPと関連業法」に関する話題です。

あるFPが、一般生活者に対して個別銘柄の推奨を行っている記事がありました。
下記URLをご覧いただくと、FPが「おすすめ」と称して、個別具体的に株式銘柄の推奨を行っていることが、一目でお分かりいただけると思います。
https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2018022300086_1

さて、このように投資助言業の免許を持たないFPが、投資の個別銘柄を推奨することに問題がないのかどうかについて、今日は考えてみたいと思います。


個別具体的な投資銘柄に関するアドバイスを行うには、投資助言業の免許が必要であると、多くのFPの方は考えています。
その投資助言業の免許がないと行ってはいけないとされるのは、法律上、次のように規定されています。


相手方に対して、「有価証券の価値等」「金融商品の価値等の分析に基づく投資判断」に関し、「口頭、文書、その他の方法」によって助言を行い、その対価として報酬を頂くこと


上記のFPの記事では、今後の値上がりが期待できるか、どれほどの利回りが期待できるのか、についても言及しています。
これは「有価証券の価値」について助言していることになります。
しかし、結論から言うと、これは投資助言業の免許がなくても、問題はない行為なのです。

この記事は無料で誰でも読めるものではありますが、「その対価として報酬をいただくこと」には該当しません。
記事の執筆に対して報酬を受け取っているものと思いますが、直接投資家からもらっているのではなく、メディア側からもらっているので、「助言の対価」とは言えないからです。

「その対価として報酬を頂く」場合に免許は必要なのですが、対価がなければ実は免許は不要なのです。
「有価証券の価値等」「金融商品の価値等の分析に基づく投資判断」であっても、無償で不特定多数に伝えるものであるならば、投資助言の免許はいらないのです。
なので、投資助言業の免許がないFPの皆様であっても、このような記事配信であれば、行っても問題はありません。

ですが、多くのFPの方は「いかなる場合も、個別銘柄の推奨行為をしてはいけない」というような覚え方をしてしまっています。だから法律上は問題がなくても、「あの人、免許がないのに投資助言行為をやってる・・・」というような見られ方をされるかもしれませんね。

今日の話題は以上ですが、さらに発展させた話題がありますので、次回以降に書いてみたいと思っています。

 
関連して、4/22(日)に、資産運用に関連した勉強会を開催します。
詳細は、下記のご案内をどうぞご覧ください。
 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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●4/22(日) 家計シミュレーションソフトで損をしない住宅購入・住み替えプランを立ててみよう
●4/22(日) 金融商品販売でなく、顧客から報酬をいただく資産運用ビジネスにチャレンジしよう

<姉妹勉強会のご案内>
●5/13(日) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
●5/20(日) FP技能士3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
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2018年03月25日

「FP相談:投資の損失で老後不安を抱えた相談者編」のテーマで勉強会を開催しました

先日3/23(金)に、FPスキル実践活用勉強会にて「FP相談やってみよう:投資の損失で老後不安を抱えた相談者編」というテーマで勉強会を開催しました。

これから老後生活を迎える方の相談事例をもとに、相談者の悩みをどのように解決していくか、より相談者のためになるアドバイスをするために、どのような追加のヒアリングをしていくか、などについて考えていただきました。

グループワークでは、参加されたいろいろな方の提案内容、解決方法にも触れることができたのではないでしょうか。
ある課題を解決するにも、複数の解決法が見つかることもあります。
相談者にとってはどれが最も望ましいのかを考える経験を積むことで、お金の専門知識を人々の幸せに変えていく力になることでしょう。

 
今回の勉強会では、どうすることが相談者のためになるのか、という観点でいろいろな議論がありました。
お金の知識を発揮することはもちろん、相談者の心にある課題を解決するために、どのような観点で話をしていくべきかについても、議論が交わされました。
有益な内容も多く出ましたので、その内容の一部を、今後にこちらでも共有できればと思っています。

 
【今後の勉強会のご案内について】
勉強会の開催案内は、下記メールマガジンとfacebookでご案内いたします。
いち早く開催日を知りたい場合は、こちらにご登録をお願いいたします。

メールマガジン(無料):
 https://money-study.net/life-plan/info/mail-magazine.htm
facebookページ:
 https://www.facebook.com/fp.skill.study/
 ※いいねを押すと、皆様の画面に案内が表示されるようになります。


勉強会は定期的に開催をしております。
次回のご案内は、下記をご覧ください。
また皆様にお会いできるのを、楽しみにしています!
 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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●4/22(日) 家計シミュレーションソフトで損をしない住宅購入・住み替えプランを立ててみよう
●4/22(日) 金融商品販売でなく、顧客から報酬をいただく資産運用ビジネスにチャレンジしよう

<姉妹勉強会のご案内>
●5/13(日) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
●5/20(日) FP技能士3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

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2018年03月23日

「損をしない住宅購入・住み替えプランを立ててみよう」勉強会のご案内です

すでにご案内をさせていただいておりますが、4月の勉強会について、ご案内いたします。
 

次回は4/22(日)に、下記のテーマで勉強会を開催します。
・家計シミュレーションソフトで、損をしない住宅購入・住み替えプランを立ててみよう

開催概要は、下記のとおりです。

=====
住宅購入や住み替えを検討される方の中には、次のような不安を抱える方がたくさんいらっしゃいます。

・住宅購入や住み替えに、どれくらいのコストがかかるのか
・住宅ローンを返し続けられるかが心配
・住宅購入後・住み替え後に、貯蓄が底を尽きてしまわないかが心配
・住宅購入後・住み替え後に、家計が苦しくなったらどうすればよいのか

このような不安を解決していく方法を、一人一人の未来の家計を分析&シミュレーションできる無料のソフトを使ってご紹介します。

住まいの選択肢として、持ち家を購入する、賃貸暮らしを続ける、老人ホームを利用する、など様々な選択肢があります。
それぞれの選択肢でどれくらいの費用が掛かるのか、またその後に貯蓄が底を尽きるかどうかも、事前に計算し分析できます。
ソフトを使うと簡単にキャッシュフロー表を作れ、しかもコンピュータ上で何度もシミュレーションできるため、後々失敗しない人生の選択に役立てることができますよ。

ご自身の住まい計画での課題解決に役立てられることはもちろん、ファイナンシャルプランナーの方にとっては、住まいにまつわる相談業務を精度高く効率よく行えるコツもつかめます。

いくつかの相談事例をもとに、住宅購入や住み替えの問題点を解決するグループワークも取り入れていますので、お金について楽しくも実践的な学びが得られる内容となっています。
皆様のご参加を、お待ちしています!
=====

以上がご案内です。FP知識を実践的に活用するテーマで、毎回集まった皆さんで楽しみながら勉強している会です。
ご興味ご関心をお持ちになりましたら、ぜひご参加下さいね。

この勉強会の詳細なご案内と参加申込は、下記公式サイトからお願いします。

【勉強会 今後の開催スケジュール】
https://money-study.net/schedule.htm

それでは、今回も皆様とお会いできるのを、楽しみにしています!

 
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■ 今後の勉強会の開催予定
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●3/23(金) FP相談やってみよう:投資の損失で老後不安を抱えた相談者編
●4/22(日) 家計シミュレーションソフトで損をしない住宅購入・住み替えプランを立ててみよう
●4/22(日) 金融商品販売でなく、顧客から報酬をいただく資産運用ビジネスにチャレンジしよう

<姉妹勉強会のご案内>
●3/17(土) 難関FP1級学科を乗り越えるための合格ガイダンス会
●3/17(土):受験前に役立つ情報満載!FP3級2級合格ガイダンス会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

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2018年03月20日

公的年金の収入が1000万円を超える人なんているの?

昨年末に税制改正が発表されました。
その中で、高所得者を対象とした増税として、公的年金等控除に関する改正がありました。

2020年以降の話になりますが、公的年金等の収入が1000万円以上ある方は、次のように控除額に上限が設けられることになりました。

 改正前:公的年金等の収入金額×5%+155万5千円
 改正後:195万5千円(上限額)

なお、年金以外の所得が1000万円を超える人は、さらに上記の上限額が引き下げられることになっています。

ところで、公的年金の収入が1000万円を超える人って、どんな人なのでしょうか?
調査によると、全国に該当者が数千人程度いるそうですが、見聞きしたことはありません。
なので、自分なりに想像してみました。


例えば、20歳から60歳まで、年収800万円を超える公務員をモデルケースにしてみます。
この年収は、厚生年金保険の標準報酬月額の最高段階に該当する人ですし、公務員で長年勤めるわけですから、いわゆる職域加算(現在は定期&終身年金へ移行していますが)という上乗せ年金もあります。

そもそも20歳の公務員で年収800万はあり得ないと思いますけれど(笑)、仮にこれで基礎年金と厚生年金と職域加算の金額を、高い乗率で計算しても、もらえる金額は年額370万円くらいです。
これを70歳まで繰り下げて、ようやく500万円を超えます。

純粋に公的年金だけでは、とうてい1000万円には及びません。

1000万円を超えるためには、これ以外に退職金、確定拠出年金、小規模企業共済の共済金などを年金受け取りにして加算しなければなりません。
単純に加算しても、1000万円に届くイメージが持てません・・・

しかし、年金の受け取り方法を、5年など短期にすれば、1000万円を超える可能性が出てきますね。
例えば、一時金なら2000万円で受け取れる退職金を、2年間の年金形式で受け取れば、1年あたり約1000万円ですからね。

とはいえ、無理に短期で受け取っても税金や社会保険料が高くなってしまいますから、短期の年金形式よりは、
・長期で受け取る年金方式
・一時金方式
のいずれかのほうが、合理的ですね。


公的年金収入1000万円について書いてきましたが、これで負担増となる人は、やっぱり少数派ではありましょう。
でも、段階を経て、次は年金収入850万円の人で上限に、その次は年金収入600万円の人で上限に・・・のように上限を切り下げてくるかもしれません。

老後の年金を受け取るのがまだまだ先という方も、今後の年金に関する改正に注目していきましょう。 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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●3/23(金) FP相談やってみよう:投資の損失で老後不安を抱えた相談者編
●4/22(日) 家計シミュレーションソフトで損をしない住宅購入・住み替えプランを立ててみよう
●4/22(日) 金融商品販売でなく、顧客から報酬をいただく資産運用ビジネスにチャレンジしよう

<姉妹勉強会のご案内>
●3/17(土) 難関FP1級学科を乗り越えるための合格ガイダンス会
●3/17(土):受験前に役立つ情報満載!FP3級2級合格ガイダンス会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
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