2016年04月13日

お金に関する社会制度は、国会だけでなく裁判所でも決まっていく

みなさま、こんにちは。
FPスキル活用勉強会運営スタッフ(公式サイト管理人)の佐藤です。

FP資格を取得した方が、毎年気にかけているのが「税制改正」「法改正」「社会保険制度改正」です。
お金に関する様々な制度は、国会を通して法律という形で規定されています。
実はFPの資格試験で出題される内容の多くは、法律の条文として記載されている内容でもあるのです。

それだけに、毎年行われる各種の制度改正は、多くのFPや、金融機関で働いている人が気にかけている内容なのです。
特に、これまでよりも国民に不利となる改正(費用負担が増える、手に入るお金が少なくなる、など)は、ぜひとも把握しておきたいところです。

 
ただ、最近は国会を通した法律だけではなく、裁判所の判例によって社会制度が決まっていくことも多くなっています。
例えば、下記の事項は国会ではなく、司法の最高機関である最高裁判所によって判断が下されたものです。

・貸付による金利の上限(消費者金融のグレーゾーン金利で有名に)
・子供の法定相続割合は、結婚した夫婦から生まれた子も、そうでない子も、差はなく平等(非嫡出子の相続差別問題)
・外国人は、生活保護の対象外
・年金形式で受け取る死亡保険金に対する課税のあり方

これらは本来、人々が暮らすルールを議論によって決めていく国会で定められるべきものと言えます。
しかし、こういったルールをもたもた決めている間に、裁判によって日本としてのルールが確立されてしまうこともあります。

司法で決定されたことも、国会を通った法律と同じく、国民に影響を与える社会のルールとなります。
したがって将来のお金の制度の変化を理解するには、毎年の法改正だけではなく、最高裁判所の判決にも興味関心を持っておくことが大切と言えます。

最高裁判所の判決については、日々のニュースでも報道されています。
これまであまり意識していなかった方は、ぜひ関心を持ってみてはいかがでしょうか。

 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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・2016/4/29(金) 第2回 年金・社会保険の相談シミュレーション勉強会

グループワークなどを取り入れ、参加者同士で楽しく学べる和やかな雰囲気が
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とお考えの方にとってピッタリの、役に立つオススメの勉強会です。
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posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフプラン・家計

2014年03月20日

[2級] 児童手当

2014年1月のFP技能士試験で、多くの受験者が間違えやすい問題、難しめの
問題をピックアップして解説しています。

ややハイレベルな内容ですが、今後受験される皆様が、より合格圏内に達する
ことができるよう、分かりやすく丁寧に解説しています。

すでに合格済みでさらなる知識を身につけたい方、またFP資格を活かした仕事を
する方にとっても参考になればと思っています。

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2014年1月 FP技能士2級 実技(きんざい 生保顧客) 問4より

iv)「Aさんに支給されている児童手当は,原則として( 4 )に達する日以後の最初の3月31日までの間にある児童が対象となっています」

(4)に入る記述は、15歳です。要するに、中学3年を卒業する3月までが、支給対象となります。

ちなみに児童手当の受給額は、次の通りとなっています。
・3歳未満(3歳の誕生日の月を含む)の子どもには、月15000円
・3歳以上の子どもについては、下記の通り。
 ・第1子または第2子:中学校卒業の3月まで、月10000円
 ・第3子以降の子供:小学校卒業の3月までは15000円、以降中学校卒業の3月まで10000円

児童手当は過去にあまり出題されていませんが、子育て世代にとっては関心の強い制度です。今後も出題される可能性もありますので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。


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【次回以降の、FP技能士3級・2級合格勉強会のご案内】
ファイナンシャルプランナー資格取得を目指す方々が集まり、一緒に楽しく学びあう勉強会です。
●2014/5/10(土) FP技能士3級 頻出重要ポイント対策勉強会
●2014/5/17(土) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策勉強会

いずれの勉強会も、学科と実技の試験対策を含んでいます。
試験頻出の点、多くの受験者が間違えやすい点などの重要ポイントを濃縮した問題を解きながら、短時間で整理して理解できる勉強会です。
答え合わせをグループワーク形式で行うので、同じ合格を目指す者同士で、楽しくもしっかり学びあえるのも大きな特徴です。

ご興味をお持ちになりましたら、ぜひご参加くださいね。
参加申し込み、詳細はこちらから!
http://money-study.net/fp/session/
※PCスマホ両対応のサイトです。

皆様の周りに受験予定者がいらっしゃれば、ぜひ当勉強会をご紹介ください!


 
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2014年03月19日

[2級] 4種類の中小企業の資金調達方法

2014年1月のFP技能士試験で、多くの受験者が間違えやすい問題、難しめの
問題をピックアップして解説しています。

ややハイレベルな内容ですが、今後受験される皆様が、より合格圏内に達する
ことができるよう、分かりやすく丁寧に解説しています。

すでに合格済みでさらなる知識を身につけたい方、またFP資格を活かした仕事を
する方にとっても参考になればと思っています。

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2014年1月 FP技能士2級 学科 問10より

民間の金融機関からの中小企業の資金調達に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

中小企業が金融機関から融資を受ける場合、担保や経営者等の保証を提供することが一般的であり、国内銀行の担保付貸出に占める割合が最も大きい物的担保は、( ア )である。
また、企業が保有する売掛金などの債権や在庫などの資産を担保として提供することにより、金融機関から融資を受ける資金調達方法をいわゆる( イ )といい、近年注目を集めている。

正解の選択肢は「1.(ア)不動産 (イ)ABL(アセット・ベースト・レンディング)」です。
なんとなく(ア)は不動産であることは推測できた人も多かったかと思いますが、(イ)の選択肢に用意された用語の意味が分からない方も多かったのではないでしょうか。
以下では、選択肢の(イ)に示される用語について、簡単に解説します。

ABL(アセット・ベースト・レンディング)
日本語では「動産担保融資」と呼ばれます。その名の通り、動産を担保に融資をする手法です。
売掛債権、棚卸資産、設備など、現金化できる動産が、担保の対象となります。

ファクタリング:
売掛金などの債権を、指定期日前に回収し現金化する手法です。ファクタリングの仕組みの詳細についてはここでは割愛しますが、例えば2か月後の月末に受け取ることになっている売掛金を、それ以前の段階で現金化する手法です。割引手形と仕組みが似ています。
早期に資金回収できるのでキャッシュフローの改善が見込めますが、手数料や割引料などが発生するため、本来より少ない回収額になる点がデメリットです。
過去のFP試験では、この用語について出題されたことがありました。

インパクトローン:
外貨による融資のことです。ローンによる資金使途に制限はありませんが、為替変動リスクがあります。
この為替変動リスクをヘッジするために、先物為替予約を組み合わせた融資形態を、先物予約付インパクトローンといいます。
過去のFP試験では、この用語について出題されたことがありました。

シンジケートローン:
シンジケートローンとは、複数の金融機関が協調して融資を行う形態のことを指します。一般的には、一つの金融機関では調達が困難な金額を、複数の金融機関から借りる場合に用いられます。そのため、融資額は数十億円以上になることが多く、中小企業が気軽に使える融資形態ではないといえます。
シンジケートローンによって多額の融資を得られると一方で、複数の金融機関が強調することにより様々な手数料が発生するデメリットもあります。

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【次回以降の、FP技能士3級・2級合格勉強会のご案内】
ファイナンシャルプランナー資格取得を目指す方々が集まり、一緒に楽しく学びあう勉強会です。
●2014/5/10(土) FP技能士3級 頻出重要ポイント対策勉強会
●2014/5/17(土) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策勉強会

いずれの勉強会も、学科と実技の試験対策を含んでいます。
試験頻出の点、多くの受験者が間違えやすい点などの重要ポイントを濃縮した問題を解きながら、短時間で整理して理解できる勉強会です。
答え合わせをグループワーク形式で行うので、同じ合格を目指す者同士で、楽しくもしっかり学びあえるのも大きな特徴です。

ご興味をお持ちになりましたら、ぜひご参加くださいね。
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皆様の周りに受験予定者がいらっしゃれば、ぜひ当勉強会をご紹介ください!


 
posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 15:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフプラン・家計

2014年03月10日

[3級] 財形住宅貯蓄の払い出し

以前予告しておりました通り、2014年1月のFP技能士試験で出題された問題の
解説を行っていきます。こちらでは、簡単な問題の解説は省略し、多くの
受験者が間違えやすい問題、難しめの問題をピックアップして解説しています。

ややハイレベルな内容ですが、分かりやすく丁寧に解説しています。
今後試験を受ける方、さらなる知識を身につけたい合格済みの方の参考に
なればと思っています。

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2014年1月 FP技能士3級 実技(FP協会) 問15より

2.(財形住宅貯蓄に関して)住宅取得の場合だけでなく、一定の要件を満たせば、住宅の増改築の場合でも払い出しをすることができる。

この選択肢は適切です。
財形に関する用語で「払い出し」とは、既定の条件に合致した場合に払い戻し(預金の引き出しに相当)を受けることを言います。
住宅住宅貯蓄においては、以下の場合に払い出しをすることができます。

・新たに新築戸建て・新築マンションを取得する場合
・新たに中古の戸建て・中古マンションを取得する場合(築年数に条件あり)
・持ち家の増改築(リフォーム)を行う場合


ですから、住宅の増改築の時にも払い出しをすることはできるのです。
選択肢には「一定の要件」とありますが、その要件を一部下記に抜粋します(試験対策上、ここまで覚える必要はないと思います)
・リフォーム費用が75万円超
・リフォーム後の住宅の床面積が50m2以上
・居住用部分のリフォーム工事費用が全費用の1/2以上
・工事内容も、その要件を満たしていること(ここでは詳細は割愛)


ちなみに、上記の払い出し要件に合致することなく払い戻しを受けることを「解約」と呼びます。
解約の場合は、財形のメリットである利息の非課税の優遇を受けることはできません。
posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 12:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフプラン・家計

2014年02月27日

葬儀の値段の違い

最近は、様々な形態の葬儀が行われるようになってきました。様々な形態の葬儀が望まれる背景の一つに、葬儀の料金を明確化したい、また安くしたい、という市民のニーズが高まっていることもあります。
ここでは、いくつかの葬儀の形態と、その費用について簡単にまとめています。


市民葬

市民葬は、低価格で葬儀を行えるという特徴があります。低価格で行える理由は、自治体が葬儀社と協定を結び、葬儀費用の一部を自治体が負担してくれるためです。

しかし、その内容は非常に簡素なものであるため、一般的な規模の葬儀を行うためには別途オプションを付ける必要があります。したがって、一般的な葬儀を行おうとすれば、結果的に市民葬かどうかにかかわらず、費用に差が出ないこともあります。

直葬

直葬は、葬儀を行わず、火葬だけを行う形態です。したがって、かなり費用を安く抑えることができます。
しかし、亡くなった方とお別れを行う葬儀を行わず、いきなり火葬を行うため、遺体の処分というイメージを持つ人も多いです。たとえ本人やその家族が直葬に賛成をしていても、他の親せきや関係者の賛同を得られず、もめ事に発展してしまうケースもあります。

家族葬

家族葬は、家族だけで葬儀を行う形態です。参列者が少ない分、費用が安いと考える方もいるようですが、実際にはそれほど安くはなりません。
葬儀の費用は、祭壇や棺桶などの設備、式場の規模などによって決まる金額が大きな比重を占めています。これらの費用な参列者数に関係なく発生するものであるため、家族葬だからといって費用が安くなるというわけではありません。
posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 20:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフプラン・家計