2016年07月28日

先日の奨学金の話題に関する、皆様からのご意見のご紹介

みなさま、こんにちは。
FPスキル活用勉強会運営スタッフ(公式サイト管理人)の佐藤です。

先日、奨学金に関する記事を配信しました。
そのあと、多くの方より、いろいろなコメントをいただきました。

「一方的な情報」ではなく「双方向性の学び」をテーマに勉強会を開催していますので、本日は皆様から頂いたコメントをご紹介したいと思います。
(コメント内容を一部抜粋、要約しています)


■コメントその1
奨学金の記事は、確かに制度の案内にとどまり、有益な情報がなかった。
表面的な困りごとはお金のことかもしれないが、その原因は他にあることも考えられる。
「困っている人に寄り添い、どう解決するかを一緒に考える」という姿勢が大事だと思う。
提案する改善策も実行可能な域まで噛み砕き、段階的・継続的に行うことが理想と考える。


実際に顧客の相談業務にかかわっている方からのコメントでした。
おっしゃるとおり、困っている方が次に何をすべきかが理解できるよう、わかりやすくアドバイスをすることが大切ですね。



■コメントその2
自分が一番気になったのは、「こうして勉強をしてきたみなさんは、身につけた知識や能力を社会で生かし、働くことができます」の部分。
身につけた知識や能力を社会で生かすことができなくて、働くことができない人がいる、という事態が現に生じているから社会問題になっていると思う。
また、大学で身につける知識や能力が社会で生かせる、ということ自体が幻想のような気もする。


確かに、学校で学んだことがどれくらい社会で役立つかは、学んできた内容や就職先によって異なりますね。
子の将来を思う親としては、学校へ行くのなら、できるだけ社会に役立つことを学んでほしい、と思うことでしょう。

奨学金の返済に困った方に対して「身につけた知識や能力を社会で生かし、働くことができる」ということは、私も適切ではないと思います。
奨学金返済のめどが立ち、前向きに働いていこう!という気持ちになった人に対しては、効果的だと思いますけれどね。



■コメントその3
奨学金の返済に困った方に対して、まず相談者の話を十分に聞く事。
家族状況・収入・支出を尋ねる。
順次ゆっくりと、生命保険の加入の有無。
相談者の年齢によるが不動産の有無、年金加入状況などを尋ねる。
収入は把握しているが、意外と支出があやふやな場合がある。
支出を明確にすると無駄を省く事で支払い可能になったり、生命保険を加入していれば内容の吟味は必要。
保険会社からお金を借りる事もできる。
相談者と一緒に問題解決の糸口を見つけ、今後ライフプランのアウトラインをつくる事が大切だと思う。


具体的な方法に踏み込んでコメントをいただきました。
このような形でヒアリングしていくことが大切だと思った方も、多いのではないでしょうか。
相談者が今後の生活をどのように改善すればよいのかを、一緒に見つけていく姿勢が大切ですね。



配信内容にコメントをいただき、ありがとうございました。
実は過去に配信した内容についても、何名かの方からコメントをいただいていました。
今後は、双方向性のある内容でお届けしようと思っていますので、このようなコメントのご紹介も行っていこうと思っています。

今後の配信内容にも、お気づきの点がありましたらぜひコメントをお寄せください。
メールマガジンに返信して、お知らせいただいてもかまいません。
(メールアドレスがランダムな文字になっていますが、正しく私に届きます)

よろしくお願いいたします。
 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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●2016/8/13(土)午前 第5回 家計診断と、家計診断の診断
●2016/8/13(土)午後 第6回 教育費プランニングを踏み込んで考える

グループワークなどを取り入れ、参加者同士で楽しく学べる和やかな雰囲気が
特長です。「楽しくもしっかり学ぶ」「明日から役立つ実践的な学びを得る」を
モットーに開催しています。

・FP6分野の知識を、より実践的に活用していく知識・体験を得たい
・FP知識と技能を活かし、家族・知人・お客様の悩みを解決していきたい
・FPに関連した人脈を広げたい

とお考えの方にとってピッタリの、役に立つオススメの勉強会です。
皆様のご参加を、お待ちしています!

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
http://money-study.net/life-plan/session/
※PCスマホ両対応のサイトです。

posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 08:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフプラン・家計

2016年07月20日

奨学金の返済に困った方へのアドバイス、FPとしてこれでよいのかと思った記事

みなさま、こんにちは。
FPスキル活用勉強会運営スタッフ(公式サイト管理人)の佐藤です。

奨学金を借りて大学に進学したものの、返済がうまくいかずに滞ってしまうという話を、最近はたびたび見聞きします。
さて、そういった方の相談を受けたときに、あなたはどのようなアドバイスをするでしょうか?


この観点で記述した、あるFPの記事があります。
まずは、こちらを読んでみてください。
以下では、この記事を読まれた前提で、話を進めていきます

【家計が苦しく奨学金を返せない時の注意点3つ】
http://allabout.co.jp/gm/gc/463979/


いかがでしたでしょうか。
私はこの記事を読んで、FPとしてアドバイスをする上で大切な観点が抜け落ちていると感じました。
残念だと思ったポイントは、次の通りです。

・読者が理解できない感覚的な表現を使っている
・実現困難なアドバイスが含まれている
・返済に困った人に対するプランニングの話がない

この3つについて、詳しく書いていきます。


■読者が理解できない感覚的な表現を使っている

上記記事では、返済困難な度合いを3つに分けて説明しています。しかしその分類が、
・返済困難度ライトな人
・返済困難度ミドルな人
・返済困難度ヘビーな人
と表現されているうえに、その違いがよくわかりません。
返済困難な度合いに応じて対策が異なるなら、その区切りとなるポイントを具体的にわかりやすく説明するべきでしょう。


■実現困難なアドバイスが含まれている

家計が苦しいときは繰り上げ返済をしよう、と記事中で書かれています。
そもそも家計が苦しいときに、多額の繰り上げ返済はできないでしょう。
矛盾した記述です。
返済が困難な人がこんなふうに言われたら、そのFPは頼りになる存在だと思えるでしょうか。


■返済に困った人に対するプランニングの話がない

この記事では、返済に困ったら、返済額を減らしたり返済期間を延ばす制度を利用するよう話が展開しています。
このような制度を伝えることも必要かもしれませんが、しかしFPとして大切なのは、返済に困った方の収支を見直し、生活設計を立て直すための「ファイナンシャルプランニング」を行うことです。
なぜ返済困難な状況になったのかを分析し、今後どのように支出を減らして返済額をねん出するのかを考え、それを伝えることが大切です。
また、就職が困難な方へは、どのような活動をして収入を得る道を切り開いていくかをプランニングすることも大切です。

「FPはお金の制度の話をするのが専門」と考えるFPもいます。
しかし「プランナー」を名乗るのであればもう一歩踏み込み、「お金の話を切り口に、その人の人生の課題を解決する」という視点を持ってほしいと思います。


以上3つの点について書きました。
単にお金の話をするだけではなく、皆様が困った方に対してどのようなアプローチをするべきか、また印象よく相談に乗るためにはどうするべきか、を考えるきっかけになればと思い、この記事を取り上げました。

今後の勉強会でも、困った方に対して何をアドバイスすればよいか、どのような姿勢で接するのがよいか、という観点で学びと体験がある会にしていきたいと思っています。
次回8/13(土)に行う勉強会も、この視点で学びが得られるよう進めていきます。
勉強会の詳細と参加申し込みは、下記のご案内より、よろしくお願いします。

 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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●2016/8/13(土)午前 第5回 家計診断と、家計診断の診断
●2016/8/13(土)午後 第6回 教育費プランニングを踏み込んで考える

グループワークなどを取り入れ、参加者同士で楽しく学べる和やかな雰囲気が
特長です。「楽しくもしっかり学ぶ」「明日から役立つ実践的な学びを得る」を
モットーに開催しています。

・FP6分野の知識を、より実践的に活用していく知識・体験を得たい
・FP知識と技能を活かし、家族・知人・お客様の悩みを解決していきたい
・FPに関連した人脈を広げたい

とお考えの方にとってピッタリの、役に立つオススメの勉強会です。
皆様のご参加を、お待ちしています!

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
http://money-study.net/life-plan/session/
※PCスマホ両対応のサイトです。

posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 05:42| Comment(2) | TrackBack(0) | ライフプラン・家計

2016年06月21日

専業主婦が働くときのファイナンシャルプランニングで、盲点となりがちな点

みなさま、こんにちは。
FPスキル活用勉強会運営スタッフ(公式サイト管理人)の佐藤です。

あるFPが執筆した記事です。

【賃貸派必見!家が欲しい妻を納得させるファイナンス理論】
http://diamond.jp/articles/-/91713

この記事中に、次のような記述があります。

たとえば専業主婦家庭の場合、妻が働くことで家計を大きく改善できる可能性が高いんです。仮に、妻がパートで働きに出て年80万〜90万円稼ぎ、それをまるまる貯蓄に回すことができれば、10年間で老後資金を800万〜900万円も増やせる計算になります。老後の準備に少しでも不安があるなら、妻が働くことについて夫婦でしっかり話し合わなくてはならないと思っています。

 
「それをまるまる貯蓄に回すことができれば」という仮定に基づいて書かれていますが、まるまる貯蓄に回すことは、現実的に難しいことが多いです。
なぜなら、専業主婦が働くことで、追加コストが発生するからです。

例えば、子供を保育園や学童保育に預けるための支出が必要になります。
認可外の保育園に預けたり、企業が運営する習い事に子供を行かせるなどすれば、その支出額も高くなります。
この支出額が仮に月4万円、年間約50万円だとすれば、上記本文中のパート収入90万円の半分以上をこの費用に費やすこととなります。

また、夫婦共働きとなれば、生活のいろいろなところで「時短」が求められます。
作業を早く終えるために、調理道具、家電、その他生活用品を買い替える必要も出てくるでしょう。
調理済みの食材を買ったり外食の機会も、増えるかもしれません。
これは、専業主婦が実際に働く前の段階では、意識しにくいものです。

妻の収入金額が約100万円を超え、夫の扶養を外れることになった場合には、妻自身の社会保険料や所得税の支払いも増えます。それと連動して、夫側でも会社から支給されている扶養手当などが停止となることもあります。

 
以上のように、専業主婦が働くと、連動して支出が増えることが多くあります。
だから、安易に「専業主婦の稼ぎは、まるまる貯蓄に回せる」と決めつけてはいけません。
上記記事は、この観点をすっぽり見落としています。

FPを名乗っているとはいえ、表面的なお金の切り口だけで語ると、こんな記事になってしまいます。
この記事を真に受けて行動すると、相談者はあとで「こんなはずではなかった」と感じることになるのではないでしょうか。

 
お金の相談に乗るときには、現実的にあり得るケースを正確に伝え、それらを考慮したうえでどのように家計を見直していくか、日々の生活を構築していくかを伝えることが大切です。
「こんなはずではなかった」「想定外だった」ということを可能な限りなくすための活動ができてこそ、真の「ファイナンシャルプランナー」といえるのではないでしょうか。

皆様がお金に関するアドバイスをする場合には、ぜひこのような観点で相談者と接していただきたいと思います。
 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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次回の開催日時、場所が正式に決まりましたら、こちらでご案内いたします。
次回のご案内まで、しばらくお待ちください。


【姉妹サイトの勉強会のご案内】
FPも使っているライフプランソフトに関する勉強会を、下記日程で開催します。
●2016/7/9(土) ライフプランソフトで、将来の家計分析・家計改善をしてみよう
家計分析・キャッシュフロー表作成を簡単に行えるソフトを活用する方法について学びます。
内容の詳細と参加申し込みは、下記URLからお願いいたします。
http://financial-teacher.net/session/index.htm
 
posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 06:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフプラン・家計

2016年05月26日

住宅ローンの借り換えポイントは、金利だけではない

みなさま、こんにちは。
FPスキル活用勉強会運営スタッフ(公式サイト管理人)の佐藤です。

低金利の影響で、住宅ローンの借り換えがブームになりつつあります。
低金利のローンに借り換えれば、返済総額が減らせて得になります。
そのメリットを伝えるべく、多くの金融機関の金利を比較した記事やアプリなども増えています。


ところが、借り換えのポイントとなるのは、金利だけではありません。
住宅ローンに付随するものとして、次の点も考慮に入れたうえで、借り換え先を検討するのが良いでしょう。
・団体信用生命保険の保険料
・団体信用生命保険の補償内容
・繰上げ返済の条件
・その他、住宅ローン利用者に対する特別なサービス


特に団体信用生命保険や繰り上げ返済条件は、今後の資金プランニングとも大きく関わりのあるところです。
他行よりわずかに返済利息が高くなっても、大きな病気をしたときにローンが完済されたり、繰上げ返済の手数料が無料であると、結果としてその方が有利な資金計画になる場合もあります。

目先の金利にとらわれるだけでなく、その後のライフプランニングや長期的な資金計画を踏まえて、ローンの借り換えプランを立てて欲しいと思います。
また、借り換え希望者をサポートする方には、この考え方も含めてプランニングをしてあげてほしいですね。

 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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・6/12(日) 午前:第3回 家計診断と、家計診断の診断
     (リタイア後の移住を計画している家族のライフプラン相談)
・6/12(日) 午後:第4回 相続相談の事例シミュレーション 勉強会
     (遺産分割トラブル相談)

グループワークなどを取り入れ、参加者同士で楽しく学べる和やかな雰囲気が
特長です。「楽しくもしっかり学ぶ」「明日から役立つ実践的な学びを得る」を
モットーに勉強会を開催しています。

・実践的なお金の問題解決法を学びたい
・FP知識と技能を活かし、家族や知人のために行動していきたい
・FP知識を、より一層仕事に活かしていきたい
・FPに関連した人脈を広げたい

とお考えの方にとってピッタリの、役に立つオススメの勉強会です。
皆様のご参加を、お待ちしています!

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
http://money-study.net/life-plan/session/
※PCスマホ両対応のサイトです。

 
posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフプラン・家計

2016年04月13日

お金に関する社会制度は、国会だけでなく裁判所でも決まっていく

みなさま、こんにちは。
FPスキル活用勉強会運営スタッフ(公式サイト管理人)の佐藤です。

FP資格を取得した方が、毎年気にかけているのが「税制改正」「法改正」「社会保険制度改正」です。
お金に関する様々な制度は、国会を通して法律という形で規定されています。
実はFPの資格試験で出題される内容の多くは、法律の条文として記載されている内容でもあるのです。

それだけに、毎年行われる各種の制度改正は、多くのFPや、金融機関で働いている人が気にかけている内容なのです。
特に、これまでよりも国民に不利となる改正(費用負担が増える、手に入るお金が少なくなる、など)は、ぜひとも把握しておきたいところです。

 
ただ、最近は国会を通した法律だけではなく、裁判所の判例によって社会制度が決まっていくことも多くなっています。
例えば、下記の事項は国会ではなく、司法の最高機関である最高裁判所によって判断が下されたものです。

・貸付による金利の上限(消費者金融のグレーゾーン金利で有名に)
・子供の法定相続割合は、結婚した夫婦から生まれた子も、そうでない子も、差はなく平等(非嫡出子の相続差別問題)
・外国人は、生活保護の対象外
・年金形式で受け取る死亡保険金に対する課税のあり方

これらは本来、人々が暮らすルールを議論によって決めていく国会で定められるべきものと言えます。
しかし、こういったルールをもたもた決めている間に、裁判によって日本としてのルールが確立されてしまうこともあります。

司法で決定されたことも、国会を通った法律と同じく、国民に影響を与える社会のルールとなります。
したがって将来のお金の制度の変化を理解するには、毎年の法改正だけではなく、最高裁判所の判決にも興味関心を持っておくことが大切と言えます。

最高裁判所の判決については、日々のニュースでも報道されています。
これまであまり意識していなかった方は、ぜひ関心を持ってみてはいかがでしょうか。

 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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・2016/4/29(金) 第2回 年金・社会保険の相談シミュレーション勉強会

グループワークなどを取り入れ、参加者同士で楽しく学べる和やかな雰囲気が
特長です。「楽しくもしっかり学ぶ」「明日から役立つ実践的な学びを得る」を
モットーに勉強会を開催しています。

・実践的なお金の問題解決法を学びたい
・FP知識と技能を活かし、家族や知人のために行動していきたい
・FP知識を、より一層仕事に活かしていきたい
・FPに関連した人脈を広げたい

とお考えの方にとってピッタリの、役に立つオススメの勉強会です。
皆様のご参加を、お待ちしています!

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
http://money-study.net/life-plan/session/
※PCスマホ両対応のサイトです。

 
posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフプラン・家計