2017年10月18日

NPO法人の職員の平均年収

今日は、年収に関するお話です。
私はいろいろなケースのライフプランシミュレーションを行っているのですが、NPO法人の職員の方の年収について調べる機会があったので、こちらでも共有します。

会社員の平均年収は、およそ400〜450万円ほどといわれています。
(調査結果により、母集団の違いから集計金額に差異があります)

一方でNPO法人の年収は、内閣府の調査によると、常勤職員の場合で平均220万円ほどだそうです。
会社員の年収の、およそ半分ですね・・・

詳細な調査資料は、下記よりご覧いただけます。
https://www.npo-homepage.go.jp/uploads/h26_shimin_chousa_all.pdf


もう一つ気になって調べたのは、私たちの身近なNPO法人(?)である、FP協会の職員の年収。
こちらはFP協会の決算関連資料からわかりますが、平均で448.7万円だそうです。
一般的な会社員平均と同じ額であり、NPO法人平均の2倍の額です。

高額な会費収入がありますし、儲かってるNPO法人だからでしょうか?(笑)

FP協会の決算報告は、下記よりご覧いただけます。
https://www.jafp.or.jp/about_jafp/outline/report/report_h28/


働き方によっても年収に違いはあるものです。
多様な働き方に対応したライフプランニングの参考になれば幸いです。
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 今後の勉強会の開催予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●10/22(日) 家計シミュレーションソフトで家計&保険の見直しをやってみよう
●11/3(金・祝) 社会保険を徹底理解&説明スキルも高めよう(1級試験対策にも)
●11/18(土) 遺産が確定できず分割もできないという相続トラブルの解決&防止法

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
http://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 06:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフプラン・家計

2017年09月26日

成果主義と年功序列、給与はどちらが高いかという調査結果

今日は、年収・給与に関するお話です。

成果主義と年功序列の会社が世の中にはあります。
結局のところ、給与はどちらが高いのか、いう疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
将来の給与がどのように変化するのかは、ライフプランニングの観点でも重要です。
FPがキャッシュフロー表を作るとき、年収上昇率をどのように設定するかで結果も大きく変わりますからね。

成果主義と年功序列のそれぞれの会社で、給与がどのような構造になっているかの調査結果があるので、本日はこのテーマでお届けします。
IT業界の中だけでの調査結果ですが、参考になればと思います。

 
調査結果によると、若いうちは相対的に成果主義の会社のほうが、高い給与を得られています。若くして高い成果を出した人は、年功序列の会社よりかなり高い給与を得ているようです。

一方で、従業員の年齢が上がるにつれて、相対的に給与が高い部類の人は年功序列の会社との差は縮まります。
逆に会社でそれほど成果を出していない人(評価の低い人、給与が相対的に低い人)の場合には、なんと年功序列の会社のほうが給与が高い傾向があるのです。

年収上昇率でみると、次のような傾向があります。

■成果主義の会社で、同期と比較して給与が高い人は
35歳くらいまでの年収上昇率はかなり高い。それ以後も上昇は続けるが、上昇率はやや低くなる

■成果主義の会社で、同期と比較して給与が低い人は
生涯かけて、年収上昇率は低い

■年功序列の会社で、同期と比較して給与が高い人は
45歳くらいまでの年収上昇率は高いが、それ以後はやや低くなる

■年功序列の会社で、同期と比較して給与が低い人は
そこそこの年収上昇率で、生涯年収が上がり続ける

 
なお、ずっと成果主義の会社にいた場合と、ずっと年功序列の会社にいた場合とで、生涯賃金の平均額にほとんど差はない、という結果も出ています。

 
本日ご紹介した調査結果は、下記URLで見ることができます。
20代〜50代にかけて、IT業界で給与がどのように変動するかの、グラフもあります。
参考にご覧ください。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/082901107/

以上がIT業界の調査結果でしたが、他の業界でも同様の調査結果があると、FPとして参考になる点もあると思います。
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 今後の勉強会の開催予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●10/22(日) 下記の2つの勉強会を、午前と午後に開催します
・家計シミュレーションソフトで家計の見直し&保険の見直しを自分でやってみよう
 (FPの方は、相談者の家計診断を効率よく行う方法を学べます)
・遺産が確定できず分割もできないという相続トラブルの解決&防止法

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
http://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 06:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフプラン・家計

2017年09月01日

小規模企業共済の掛金を下げると、運用が止まり、受取金も増えない

自営業者向けの退職金制度という位置づけである「小規模企業共済」に関するお話です。

小規模企業共済は、毎月掛け金を拠出して、最終的には老後年金の上乗せ、廃業時や事業承継時の退職金として受取ることができる制度です。

廃業、解約など受け取りの理由によって最終的な受取額が変動しますが、長期にわたって掛金の拠出を続けるほど、最終的な受取額の増加率が高くなります。
金融商品に見立てれば、長期契約ほど利回りが高くなる仕組みになっています。

しかし、小規模企業共済の受取金のルールには、落とし穴とも呼ぶべき仕組みがあります。
それが、共済の掛け金を途中で下げたときです。

例えば、次のように合計25年の掛金を払っていたとします。

・最初の10年は、掛金7万円
・次の15年は、掛金1万円

11年目から掛金を1万円に減額した例ですが、25年後に最終的に受け取れる金額について見てみます。
一見すると「最初の10年間に払ったお金は、最終的に25年間運用されて、受取金額に反映される」ように思いますが、実際はそうではありません。
受取額は、次のように計算されます。

・掛金1万円分については、25年間拠出し続けたとみなした受取額になる(25年間拠出したときの利回りが適用される)
・その上乗せの6万円分については、10年間だけ拠出したとみなした受取額になる(10年間拠出したときの利回りが適用される)

小規模企業共済の制度では、掛金の拠出が長期になるほど、利回りが高くなると説明しました。
その観点で見ると、途中で掛金を減額すると、減額した金額の運用は止まり、受取額が増えない結果になってしまうのです。

このことは、小規模企業共済のサイトでもわかりやすく説明されておらず、知らない方も多いのです。
積立投資信託と同じように考えていると、受取金が予想以上に少ないことに驚くことになるかもしれません。

 
自営業を続けていくと、資金繰りの観点から、掛金の拠出が難しくなる場面もあるでしょう。
そのとき、減額すると最終的に受け取れる金額が増えない(利回りが低下する)ことになりますが、それでも解約するよりはまだまし、という状況もありえます。

しかしこのデメリットを受取時に知ると、とてもがっかりしてしまいますね。
こんなはずじゃ、なかったと。

減額を選択される際には、このデメリットをぜひ知っていただければと思います。
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 今後の勉強会の開催予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●9/18(月・祝) FP家計診断やってみよう(1億円以上ある方の定年前リタイア編)
このテーマに関する2つの相談事例を使い、FPとしてどのように資産
コンサルティングを進めていけばよいかを、実践的に学びます。

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
http://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフプラン・家計

2017年08月29日

リタイアメントプランニングで、隠れたる収入源や財産を探る、というお話

みなさま、こんにちは。
FP勉強会運営スタッフ(公式サイト管理人)の佐藤です。

次回の勉強会は、9/18(月・祝)に下記のテーマで開催します。

・FP家計診断やってみよう(1億円以上ある方の定年前リタイア編)

その予習となる情報提供も兼ねて、定期的にリタイアメントプランニングについて書いています。

 
リタイアメントプランニングにおいて、
 ・今後の収入
 ・今後の支出
 ・現在の資産額
は、リタイア後の生活を左右する重要な要素です。

FPとしては、この3つをできるだけ精度高く見積もり、相談者が望む暮らしの実現をサポートしたり、問題点を予測し解決することが大切です。

先週にもお伝えしましたが、キャッシュフロー表を作るうえでどこまでの支出を見積もるかも、重要なポイントです。


 ・今後の収入
 ・今後の支出
 ・現在の資産額
は、相談者が把握している数字をヒアリングなどで引き出します。
相談者がわかっていること、意識していることはヒアリングで容易に取得できますが、実は相談者も忘れてしまって収入や財産が存在する場合もあります。

そこで、相談者の記憶の底にあるものを呼び起こすイメージで、FPがヒアリングによって隠れたる収入や財産を掘り起こすことも重要です。
例えば、次のようなものがヒアリングによって見つかることもあります。

・昔に退職した企業の、企業年金
・もう使わなくなった預金口座(昔に勤めていた会社の給与振込口座)
・すでに払い込み終えた保険契約
・財形貯蓄、など

夫婦の一方が忘れていても、夫婦のもう一方が記憶している(期待している)ということもあります。
一般の人はあまり意識していないけれど、FP試験を経験した人ならその可能性に気づけます。

これら隠れた財産を掘り起こせれば、FPとして価値ある活動にもつながります。
リタイアメントプランニングを行うときには、「もしかしたら眠っている財産もあるのではないか」という意識で、少し突っ込んでヒアリングすることも意識していただければと思っています。

 
次回9/18(月・祝)に行う「FP家計診断やってみよう(1億円以上ある方の定年前リタイア編)」では、相談シミュレーション形式で進めます。
自分がFPとしてどう相談に臨むのかを考えながら、リタイアメントプランを立てる練習にもなります。

ご興味をお持ちになりましたら、どうぞご参加ください。
勉強会の詳細は、下記のご案内をご覧ください。
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 今後の勉強会の開催予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●9/18(月・祝) FP家計診断やってみよう(1億円以上ある方の定年前リタイア編)
このテーマに関する2つの相談事例を使い、FPとしてどのように資産
コンサルティングを進めていけばよいかを、実践的に学びます。

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
http://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 05:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフプラン・家計

2017年08月21日

リタイア世代の生活費をどう見積もるか、という話

みなさま、こんにちは。
FP勉強会運営スタッフ(公式サイト管理人)の佐藤です。

次回の勉強会は、9/18(月・祝)に下記のテーマで開催します。

・FP家計診断やってみよう(1億円以上ある方の定年前リタイア編)

その予習となる情報提供も兼ねて、定期的にリタイアメントプランニングについて書いていこうと思っています。


さて、リタイアメントプランニングの観点では、リタイア後の生活費をどう見積もるかが重要です。
リタイア生活に入ると、収入源は主に年金となります。
しかも、金額は現役世代ほどではありません。
したがって、支出額の大小が、以後の生活設計に大きな影響を与えます。

例えば、リタイア後の余暇を充実させようと、旅行の頻度を増やすなどすれば、現役世代よりも生活費はかかってしまうかもしれません。
また、老後は医者にかかる機会が増え、今よりも医療費がかかるかもしれません。
さらに、介護費用も掛かるかもしれません。自分たちの介護も当然のことながら、親が健在であれば、親の介護費用を負担することになるかもしれません。
人によっては、それ以外の支出を想定しているケースもあるでしょう。


ライフプランシミュレーションや、キャッシュフロー表づくりにおいて、こういった支出額の増加を織り込むめば織り込むほど、貯蓄額は早期にそこを尽きることになります。
かといって、「これらの支出は、可能性が低いから織り込まず無視してよい」と言い切るわけにもいきません。

将来の費用をどこまで織り込んで将来設計をするかは、FPとしても難しいポイントです。
でもそのヒントは、その相談者の心の中にあります。

FPが相談者との対話によって、織り込む度合いを測りながら決定し、将来にかかる費用のシミュレーションを行う、という手順が望ましいといえます。
FPの一方的な価値観で、リタイア後の費用を独断で決定するのは、相談者からすれば納得性に乏しいものになりかねません(たとえ平均値とされる支出額をあてはめたとしても)


まとめると、リタイアメントプランニングの支出の見積もりについては、
・支出に関する思いを、相談者から引き出し、
・納得性の高いライフプランシミュレーションを行う
ことが、大切といえます。


次回9/18(月・祝)に行う「FP家計診断やってみよう(1億円以上ある方の定年前リタイア編)」の勉強会では、この観点で相談者のリタイア後の生活費について考える機会もあります。
相談者の事情をくみ取りながら、プランニングを立てていく練習の機会にもなりますので、ご興味をお持ちになりましたら、どうぞご参加ください。
勉強会の詳細は、下記のご案内をご覧ください。
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 今後の勉強会の開催予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●9/18(月・祝) FP家計診断やってみよう(1億円以上ある方の定年前リタイア編)
このテーマに関する2つの相談事例を使い、FPとしてどのように資産
コンサルティングを進めていけばよいかを、実践的に学びます。

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
http://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフプラン・家計