2019年07月15日

葬儀代のプランニングについて その2

前回に続いて、葬儀代についてのお話です。

葬儀代をだれが負担するのか?
というのは、事前に計画が立てられていないことが多いものです。
実務上は、遺族の方が自己の財産から支払うケースが多いように、個人的には感じています。

ライフプランニングの資金計画において、この葬儀代をどのように見積もるかは、考え出すとなかなか答えが出なくて難しいところです。
その見積もり方で、私がこれまで見聞きしてきたパターンを、本日はご紹介したいと思います。

 
まず一つは、自分が亡くなった場合に、葬儀代くらいは相続財産で残して、そのお金で遺族に使ってほしいというパターンです。
このとき、キャッシュフロー表を使ったライフプランシミュレーションで、次の2つのやり方があります。

(その1)
亡くなる前年の年齢時点で、葬儀代を支出として計上する。
そのうえで、老後に貯蓄が底を尽きないことを確認する(老後破産しないことを確認する)

(その2)
葬儀代を、支出として計上しない。
ただし生涯にわたって、貯蓄の額が、葬儀代の金額未満にならないことを確認する。

 
つぎに、親や配偶者など親族の葬儀代を、自分が払うケースを想定するというパターンです。
予想外のタイミングで親族が亡くなり、多額の葬儀代を急遽捻出したことで貯蓄に余裕がなくなり、生活の不安を抱えてしまう、というケースもありますよね。
仮に、親族が亡くなった時に備えて葬儀代を予算に組み込んで、しっかり貯蓄をしていれば、いざという時にお金の心配を抱えることはなくなります。
(が、その分だけ自由に使えるお金が減ってしまうというデメリットもあります)

このようなケースに備える場合には、キャッシュフロー表を使ったライフプランシミュレーションにおいて、考えられる回数分の葬儀代を支出に計上しておき、貯蓄が生涯にわたって0を割り込まないことをチェックする、という方法があります。
事前に備えておけば、もし葬儀が発生しなかったらそのお金を老後の資金として使うこともできます。

 
以上の通りパターンをご紹介しましたが、どこまでを想定し、どこまで対策を考えるのかによって、FPが提供するアドバイスにも差が出てきますね。
葬儀代のプランニングで、参考になれば幸いです。
 

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2019年07月12日

葬儀にかかるコストを事前に見積もる難しさ

生涯にかかる支出の一つに葬儀代があります。
ライフプランニングにおいて、葬儀代がどれくらいかかるかの見積もりが難しいという方も多いのではないでしょうか。
葬儀にもいろいろな形態がありますし、形態によってかかるコストも変わってくるからです。

 
葬儀代を安く済ませたいという方は、一般的に行われている規模の葬儀ではなく、最近話題になっている家族葬のほうがよさそうに思うかもしれません。
葬儀代そのもので比較すれば、家族葬は低コストな面はあります。
一方で、通常の葬儀は香典収入が見込める分、トータルで考えれば通常の葬儀のほうが持ち出し額は少なくて済むケースはあるでしょう。

これは結婚式においてもいえることですよね。

ただ、香典収入は参列者の人数によるため、事前に確定しづらく、最終的な損得を事前に予測しづらいです。
(毎年毎年、今死亡したら誰に声をかけて葬儀に何人来てくれるか、をしっかりシミュレーションすればよいとも言えますが)

私自身、葬儀を何度も経験しているわけではないですし、葬儀コストに関する情報もあまり持っていません。
でも人生最後にかかるコストとして、多様なコストのかかりかたパターンは知っておきたいと思っています。
ライフプランニングにおいて、葬儀代について検討することもたびたびありますから。

最後に、葬儀代について書かれた参考記事もご紹介しておきます
https://president.jp/articles/-/29224
 

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2019年06月18日

最近話題の「老後に2000万円必要」に関して思うこと

「老後に2000万円必要」というフレーズが、大変世間をにぎわせていますね。

一人一人、収入も違えば支出も違う。
人生設計(ライフプラン)も違えば、安心や満足の基準も人それぞれ違う。
私は仕事柄、様々な方の個別の人生設計に沿ったライフプランニングに頻繁に触れています。

その立場から思うことは「老後に2000万円必要」という言葉は、将来への気付きにはなっても、信頼できる指針にはならないということです。

なぜなら、人によっては「老後に実は3000万円必要」かもしれません。
もしかしたら「1000万円あればよい」かもしれません。
また、将来のお金に心配な気持ちはあっても「老後にいくら必要か」なんて気にする必要すらない人だっています。そういう方が、不用意にこのようなフレーズに左右され、誤った判断をしてしまう可能性もあります。

メディアはこのネタでもちきりです。
私としても、これに関していろいろ思うことは山のようにあります。
ただ、私はこの手の論評に加わるのではなく、別のアプローチを考えています。
私は、一人一人の人生設計に沿ってお金のサポートを、ITを活用して支援する立場です。
その立場から、今回の話題に関して、

・一人一人が、自分はいくら老後に必要なのかを知ることができる
・「老後にいくら必要か」よりも、もっと大切なことに意識を向けられる

機能を、私がフリーソフトで開発しているライフプランソフトFinancial Teacher Systemに入れることにしました。

今週中にその機能をご提供できそうです。
ただ、その機能を付けても、

・その機能を、どのように使いこなせばよいのか
・お金の面で最終的に安心するには、どうしたらいいのか

は、少々複雑な話なので、リテラシーが高くないと答えを出せないところです。

なので、6/30(日)に行うライフプランソフト勉強会と、7月にできれば「老後2000万円問題」に関連した勉強会を開催して、まずはFPなどお金の専門家の方に情報提供をしていきたいと思っています。
「老後に2000万円必要」を超えるアドバイスができる人が増えてほしいですし、最終的には全ての人が安心できるお金の付き合い方を知って実行できるようになってもらいたいと思っています。

このような取り組みを行っていることを、まずは皆さんに知っていただければと思います。
そして皆さんも、不安を抱えている方に、一人一人の事情・人生設計も抱えたうえで、適切なアドバイス・不安解消の活動につなげていただければと思っています。

 
ちなみに・・・
ライフプランニング関連システムの開発を通して、人々の多様なお金の悩みに触れ、あらゆる方のお金の課題解決方法を考えてきた私の結論としては、「老後にいくら必要かは、そもそもこだわるところじゃない」なのです。

どうでもいいところに専門家も意識が行ってしまっているし、必要以上に話をややこしくする人たちが増えたのは、世間の動きを見てちょっと残念に思っているところ。
だからこそ、不安や課題を解決するためにもっと大切なところにこだわる人が増えるよう、私としての取り組みを行おうと思った次第です。

 
もひとつちなみに・・・
こういう取り組みを、事業として行っている人や会社があればいいのに、っていつも思うんですけどね(笑)
 

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  今後の勉強会の開催予定
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■6/30(日) ライフプランソフトの新機能紹介と、FP相談での使いどころ
■6/30(日) FP相談の実践力向上!(ねんきん定期便&投資相談コンプライアンス)
■7/28(日) ライフプランソフトを活用し、FP相談の質と満足度を高めよう
■7/28(日) 身近な事例で学ぶ、金融オプションの正体・損得・活用事例

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2019年03月04日

個人でライフプランを作れない人もいるので、FPの力がまだまだ必要!

私がフリーソフトで開発しているライフプランソフトFinancial Teacher Systemが、先日、日経WOMANの雑誌で紹介されました。
FPスキル実践活用勉強会でもお世話になっているFPの佐藤麻衣子さんのご協力もあって、ライフプランを立てることをテーマにした記事の中で、紹介をいただいています。

その雑誌の反響もあって、ライフプランソフトの利用者が急激に増えました。
多くの方に将来のお金について考えるきっかけになってほしいと思っているので、ソフト利用者が増えたのはうれしい限りです。

 
日経WOMANの内容を参考にしながら、自分のライフプランを作れた方が多いとは思いますが、利用者から次のような連絡もいただきました。

・ソフトが使いこなせなくてライフプランを作れないけど、どうしたらいい?
・ライフプランを作ったけど貯蓄がなくなる結果になった、どうしたらいい?

 
一つ目のソフトを使いこなせないという声は、ソフトの操作が難しいからだと思います。
当ライフプランソフトは、金融機関の中で使われるような詳細なシミュレーションができるのが特長です。
もとはFP向けに作ったソフトなので、設定内容も細かく調整できるようになっていますが、そこが初めてライフプランを作る人にとってはちょっとしたハードルになってしまっているようです。

二つ目の声は、将来の家計に問題があるのが分かったけど、どう改善すればよいかが分からない、というものです。
スキルを身につけたFPであれば、いろいろ解決案が出るでしょうが、一般の方はそれができず、解決の道が見えなくて困ってしまうのでしょう。

 
ライフプランをつくろう!と呼びかけるのは簡単でも、ライフプランを作るところまでサポートするのは簡単ではないなあ、とこの一軒で改めて感じました。
だからこそ、FPの皆さんが日々活躍されていらっしゃるわけですし、対面相談でヒアリングしながら将来について一緒に考えていらっしゃるわけですよね。

 
このライフプランソフトをフリーソフトで無料開放しているのは、「1億2000万人のお金の課題解決」という理念にもとづいてのものです。
全ての人のお金の課題を解決するには、すべての人が長期的な視点でライフプランを描けることが欠かせません。

私としては、ソフトをもっと簡単に使えるよう改修したり、ライフプランソフトの使い方をしっかりと利用者に伝えていく必要があると感じました。

FPの皆さんも、FPスキルを発揮しながら、ぜひ周りの人の力になれるように行動してほしいと思っています。
私はそのみなさんのお力になれるよう、勉強会の運営や、FPコンサルのノウハウの共有を、これからも続けていこうと思っています。
 

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  今後の勉強会の開催予定
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■3/17(日) 家計シミュレーションソフトで損をしない住宅購入・住み替えプランを立てよう
■3/17(日) FP相談事例研究:全財産を1世代飛ばして相続させたいという相続相談編
■3/21(木・祝) 日経WOMANに登場FPが教えます!100歳安心のライフプランの作り方

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■3/21(木・祝) 受験前に役立つ情報満載!FP技能士3級2級合格ガイダンス会
■3/21(木・祝) 難関FP1級学科で高得点を取るための合格ガイダンス会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

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2018年11月30日

好きなことをして長生きできたら、素晴らしい人生かな、と思った出来事

今日は、個人的なお話をちょこっとさせていただきます。

この夏、我が家でカブトムシを飼い始めました。
親戚の方から「いる?」と言われて、もらったものです。

カブトムシなんて育てたことは全くなかったのですが、これを機会に飼ってみることにしました。
飼うと言っても、虫かごに入れて定期的にえさの昆虫ゼリーを入れ替え、土を霧吹きで湿らせて・・・を繰り返したくらいです。

そのカブトムシが、なんと先日の11月末まで生きてくれたのです。
普通、夏が終わる時期にはカブトムシは寿命を迎えるものです。
セミの鳴き声が聞こえなくなり、秋の虫の声が鳴りやんでもまだ、我が家のカブトムシは元気で生きていたのです。

もしかしたらお正月も一緒に過ごせるんじゃないかと思っていましたが、やはり自然の法則には逆らえなかったのか、寿命を迎えてしまいました。

 
我が家で買っていたカブトムシは、毎日おいしい昆虫ゼリーを独り占めしていました。
クワガタなど他の昆虫と取り合いすることもなく、好きな時に好きなだけ、おいしい食べ物を食べられる毎日でした。
ストレスのない一生を送ったことでしょう。

気が向いたら、広くはないものの、虫かごを自由気ままにお散歩もしていました。
木の上を歩き、土を掘って何かを探したり、落ち葉のトンネルをくぐってみたりと、カブトムシなりに楽しんでお散歩しているように見えました。
1回だけ、飼育ケースのふたを持ち上げ、脱走したこともありましたけど(笑)

ただ亡くなる1週間ほど前から、歩き方がぎこちなくなり、6本ある足の1本を動かせませんでした。
木から落ちてひっくり返ると、もはや自力では元の姿勢に戻ることも、できませんでした。
私も飼育ケースの様子を見る頻度が上がり、ひっくり返っていれば元に戻してあげる、を続けていました。
まるで、お年寄りを定期的に見回りながら、介護をしているような感じでした。

亡くなった日は、カブトムシは静かにじっとしていました。
寝てるのかなーと思って、ツンツンと突っついてみました。
いつもなら、突っつくと何かしら反応を示してくれたのですが、最後の日だけは、全く動いてくれませんでした。
弱っているなあと感じてはいたものの、あっさりと寿命を迎えてしまったことに、ちょっと驚きました。
まさに「ピンピンコロリ」です。

 
カブトムシの世話をした最後の1週間は、人間の老後と重ねるように、カブトムシを見ていました。
この飼育ケースは、いつも世話をしてくれる人がいる優良老人ホームのような環境でありながら、ずっと生まれ育った自宅のような環境でもありました。

食事も、昆虫ゼリーを毎日飽きずに食べていました。
好きな時に食べ、運動し、ボーっと過ごすこともできた老後だったでしょう。
最後まで、好きなことを自由にできる環境でした。
遊ぶお友達もできず、婚活する相手もいないところは、不満だったかもしれませんが。。。

カブトムシが亡くなったら、自然のカブトムシの幼虫がいそうな土の中に埋めてあげようと考えていました。
実際、その計画通りの場所に、埋葬をしました。
カブトムシ的、終活でしょうか。

 
現実にある人間の老後を考えると、生きるためにお金の工面が必要、住まいの確保に苦労する、時々訪れる怪しい訪問販売を追い払わなけれならない、健康を維持するためにも運動しなきゃいけない、認知症防止のため人との会話も絶やさないようにする、そういうたいへんなことも行いつつ、自分のしたいこともする。
なんて苦労の多い老後なのでしょう(笑)
自分の直系尊属を含め、私の周りでのびのび悠々と暮らしているお年寄りを見聞きしないだけかもしれませんが・・・

 
なので、このカブトムシのように、死ぬまでずっと好きなことをして暮らし、しかも圧倒的に長生きしたことが、ちょっとうらやましいと思ったのでした。
私もこんな老後を送れたら幸せかな・・・と思いますし、そういう老後を送るためにできることを、早いうちから考えておこうと思いました。

一言でいうなら「元気で長生きできるライフプランニング」という言葉がぴったりですね。
カブトムシの一生を見とどけながらも、最後に頭の中に浮かんだのがライフプランニングという・・・
これはもう、職業病なのかもしれません(笑)
 

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  今後の勉強会の開催予定
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■12/16(日) FP6分野の新制度&制度改正 徹底学習勉強会(FP1級・CFP試験対応)
税や社会保険などFP6分野にわたる制度改正を、広く深く学べる内容です。
時代に合った提案ができ、お客様に価値を提供できるFPを目指しましょう!

■12/20(木) 顧客のためのFPアドバイス研究 老後資金の取り崩し設計編
グループワークや相談シミュレーションの形式も採用し、皆さんで楽しく
議論しながら、老後生活に関するFP提案スキルを高められる内容です。


<FP資格取得の姉妹勉強会 ご案内>
■12/16(日) FP1級新制度&制度改正 徹底対策勉強会(CFP試験対応)
■12/22(土) FP技能士1級学科 頻出重要ポイント対策勉強会
■2019/1/13(日) FP2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
■2019/1月予定 FP3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

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