2018年09月10日

大きな災害発生時の、保険料・保険金に対する特別な取り扱い

みなさま、こんにちは。
FP勉強会運営スタッフ(公式サイト管理人)の佐藤です。

本日は、民間の生命保険会社が、大きな災害時にとっている対応についての話題です。

先日の北海道で起きた地震に関して、すべての保険会社において、地震による免責条項を適用しないと発表しました。
http://www.seiho.or.jp/info/news/2018/20180907.html

原則として地震による死亡やけがは、保険金支払いの対象外とされています。
しかし今回の災害では、地震による死亡やけがの場合であっても、保険金が支払われるということです。


また、北海道内の全市町村に災害救助法が適用されたため、
・保険料払込猶予期間の延長
・保険金支払い手続きの簡素化
などの処置がとられています。
http://www.seiho.or.jp/info/news/2018/20180906.html


過去の災害でも、同様の措置が取られています。

FP試験で勉強した内容は原則であるものの、このように現実には、別のルールや例外事項が適用されるケースがあります。
被災者支援の際に役立つ知識として、ご認識いただければと思います。
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  今後の勉強会の開催予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■10/21(日) 家計シミュレーションソフトで家計と保険の見直しをやってみよう
一人一人の家計や人生設計を考慮し、家計の改善と適切な保険を選ぶ方法を
無料のFP向け専用ソフトを使いながら分かりやすく学びます。

■10/21(日) 若者向け金融教育を体験し、実践できるようになろう
若者向け金融教育を体験しながら実施のコツを学べます。それを真似すれば、
あなたも金融教育を自信をもって実施できるようになりますよ!

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 保険・リスク管理

2018年07月17日

災害の被災者に対する、保険業界の特別対応について

今月初めから、西日本を中心に大雨による大きな被害が出ました。
被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

大雨や地震など災害が発生すると、被害の大きかった都道府県・市町村に対して、災害救助法が適用されます。
災害救助法が適用されると、国や自治体が被災者の救助、生活支援に加わり、それらにかかる費用も負担します。
今回の大雨でも、大きな被害が報じられた翌日に、被災地に災害救助法が適用されています。

 
保険業界も、この災害救助法が関連しています。
災害救助法が適用された地域の保険契約者に対しては、次のような措置が取られます。

・保険料の支払いを、払込猶予期間を特別に延長される
・保険金の請求手続きが一部簡略化され、迅速に保険金を受け取れる
・親族が保険会社に問い合わせると、保険契約があるかどうかを回答してくれる

ただ、上記いずれも申し出が必要であり、保険会社側が自動的に行ってくれるわけではないことにご注意ください。

 
上記の取り扱いについては、災害が発生する都度、生命保険協会のホームページで公表されます。
今回の大雨災害に関しては、下記URLになります。
http://www.seiho.or.jp/info/news/2018/20180707.html

保険業界では、このような被災者に対する特別な措置を行っていることを、ぜひ知っておいてください。
災害発生後のいざという時に、役立つ知識になりますから。

 
ちなみに現在、FP技能士1級〜3級の受験申込期間ですが、これに関しては受験申込の期間延長などの特別な措置は全く発表されていません。
もし被災地にお住まいの方が受験を希望される場合は、現状では規定通り、期限内に受験申し込みが必要ですので、ご注意ください。
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  今後の勉強会の開催予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■7/26(木) ライフプランソフトを活用し、FP相談の質と満足度を高めよう
■8/30(木) 身近な事例から学ぶ、金融オプションの正体と損得判断

<姉妹勉強会のご案内>
■7/22(日) 受験前に役立つ情報満載!FP技能士3級2級合格ガイダンス会
■7/22(日) 難関FP1級学科を乗り越えるための合格ガイダンス会
■7/29(日) FP1級新制度&制度改正事項 徹底対策勉強会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 保険・リスク管理

2018年05月09日

長生きリスクに備える年金保険は、加入に厳しい診査がない

平均寿命が伸び続けていることから、長生きした場合に備えてのお金の工面を考える人が増えています。
国からもらえる公的年金だけでは、長期の家計の維持が難しいと考え、個人年金やトンチン年金に加入を検討している人も増えているようです。

生命保険や医療保険では、不健康な人が加入するのを防止するために、事前に告知や診査等があります。
持病・症状などがあれば、加入を制限されてしまいますね。

しかし個人年金やトンチン年金は、加入時に告知や審査がない、またはあっても生命保険・医療保険ほど厳しくないのが一般的です。

というのも、個人年金やトンチン年金は、死亡時に支払われる保険金額が、払い込んだ保険料とほぼ同じというケースが多いためです。

トンチン年金の場合、死亡保険金が払込保険料総額を上回ることもあり得ますが、それは平均寿命を大きく超えて長生きしたケースに限られます。
しかし確率的に考えると、死亡保険金が払込保険料総額を下回る可能性のほうが高くなっています。

ちょっとひどい言い方をすれば、早くに亡くなる人ほど、保険会社側に残るお金が多くなることから、事前の診査はそれほど厳しくはないのです。


実務上は、告知や審査の内容は、各保険商品によって異なります。
ですが個人年金やトンチン年金は、持病がある方も加入できる可能性があるので、生命保険と同じように考えて「きっと加入できない」と思いこまないようにしたいところです。

どんな人にも、将来のライフプラン設計は大切です。
思い込みで選択肢を失うともったいないですから、相談者のためになる選択肢をたくさん用意し、老後のプランを考えて行く姿勢が、FPには求められますね。
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 今後の勉強会の開催予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●6/23(土) FP相談:価値観が違う夫婦の不安を解決するライフプランニング編
●6/23(土) FPなら知っておくべきお金の新制度&制度改正 勉強会

<姉妹勉強会のご案内>
●5/13(日) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
●5/20(日) FP技能士3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 保険・リスク管理

2018年02月26日

落雷でパソコンは壊れずにデータが壊れても、火災保険で保障されない、というお話

パソコンに限らず、落雷で家電製品が壊れた場合は、火災保険で保障されます。
ですが、落雷でパソコン自体は壊れなかったものの、パソコンに保存されたデータが壊れたり失われたことに対しては、火災保険では保障されません。
別の言い方をすると、パソコン本体・部品の物理的故障(パソコンの電源が入らない)は火災保険で保障されますが、データ復旧にかかる費用(パソコン自体は動いている)は保障外なのです。

パソコンが壊れなくてデータだけ壊れると書きましたが、思いつくのは次のようなケースです。

・作業中のデータが失われた(パソコンに保存する前に電源が落ちた)
・ハードディスクが突然停止することで、ハードディスクの回転部分がディスクに傷をつけて、一部のデータが読めなくなる(または処理速度が低下する)

 
先日IT関係者と、こんな話をする機会がありました。
思い返してみると、こんな話をするのは、FPの方や保険業界の方くらいですね。

私はIT業界に身を置いていますが、この業界で火災保険のデータ保障の話が出ることは、まずありません。
なぜなら、落雷によってデータだけ失われることよりも、パソコンそのものが壊れる確率のほうが高いからです。
それに、そもそも、それを想定した対策を事前に行っています(電源が失われることに対してはとても意識が高い業界です)
また、データが失われるにしても、落雷以外の原因のほうが圧倒的に頻度が高く、そっちの予防や対策のほうには力を入れています。

なので、落雷でデータが失われるなんて、極めてレアケース中のレアケースなので、ほとんど話題にならないのです。
そういう理由もあってIT業界ではほとんど話題になっていないのですが、IT業界に入って何も知らない初心者さんが、いきなり保険の話題を聞かされて、上司に相談したところ、上司から「もっと大きな視点で問題意識を持とう」と指導されていました(笑)

 
これをお読みの方は、IT業界ではなくFP・金融業界の方が多いと思います。
火災保険で落雷によるパソコンのデータがどうこう・・・というお話も大切ですが、もっと大きな視点で火災保険の意義を説明することも大切ですよね(笑)

お互いに大切な視点を共有したうえで、リスク管理の話をしていくことが大事だなー、と思った小ネタでございました♪
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 今後の勉強会の開催予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●3/23(金) FP相談やってみよう:投資の損失で老後不安を抱えた相談者編
●4/22(日) 家計シミュレーションソフトで損をしない住宅購入・住み替えプランを立ててみよう
●4/22(日) 金融商品販売でなく、顧客から報酬をいただく資産運用ビジネスにチャレンジしよう

<姉妹勉強会のご案内>
●3/17(土) 難関FP1級学科を乗り越えるための合格ガイダンス会
●3/17(土):受験前に役立つ情報満載!FP3級2級合格ガイダンス会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 保険・リスク管理

2018年01月14日

貯蓄があれば医療保険はいらない=貯蓄があれば何もしなくてよい?

「貯蓄があれば医療保険はいらない」

このような言葉を、皆様はどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。

これは、万が一病気や入院で治療費がかかる状況になっても、貯蓄があるならそこから治療費を出せばよいので、わざわざお金を払って医療保険に入る必要はない、という意味です。

まったくそのとおりだ、とお考えの方も多いでしょう。
しかし、ちょっと突っ込んで考えてみると、

・貯蓄があれば、FP的な対策は、本当に何もしなくてよい?
・貯蓄があっても、貯蓄額を食いつぶすような治療費がかかることが、ないとは言えないけれど、それすらも考えなくていいの?
・「貯蓄がある」とは、具体的にいくら以上の貯蓄額を指しているの?

という疑問が出てきますね。
もしみなさんがこのような質問をされたときに、質問者に納得してもらえる回答をお話できるでしょうか?

貯蓄があるからといって何も対策していないと、意外なところでライフプランニング上の問題が生じることがあります。
万が一の時には300万円の治療費がかかる可能性もありえますが、確率的に言えばとても低いでしょう。
だからといってこの300万円の貯蓄を、一切手を付けずに、万が一の治療費のためとして使わずにとっておく、というのも資金的には非効率です。

万が一の入院で高額な支出を余儀なくされる場合、蓄えていた貯蓄を取り崩して対応することができても、そのせいで当初描いていたライフプランが崩れてしまう可能性もあるでしょう。

それがどうしても困るのであれば、医療保険は検討に値します。
その万が一に備えるのが、保険の役割とも言えます。

貯蓄があるから保険は不要と単純に考えるのではなく、もう一回り考えを巡らせて、相手の支援ができる(応用のきく生活設計を提案できる)FPが、価値あるFPではないかと思っています。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 今後の勉強会の開催予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2018/1/14(日) 家計シミュレーションソフトで家計分析・改善をやってみよう
●2018/1/14(日) 保険見直しFP相談やってみよう(自分と家族の保障で板挟み編)
●2018/2/17(土) 若者向け金融教育を体験し、実践できるようになろう

<姉妹勉強会のご案内>
●2018/1/13(土) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
●2018/1/21(日) FP技能士3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 保険・リスク管理