2013年09月06日

所得税の損益通算の計算ルール

不動産所得や事業所得などの「経常グループ」と、譲渡所得や一時所得の「臨時グループ」との間での損益通算をし、総所得金額を計算するやり方についてまとめています。


■経常グループ、臨時グループともに黒字、のケース

事例:
経常グループ
・不動産所得  200万円
臨時グループ
・一時所得   100万円

総所得金額を求めるとき、経常グループはその金額を、臨時グループはその1/2の額を総所得に算入します。したがって、総所得金額は次のとおりとなります。

200万円+100万円×1/2=250万円


■経常グループが赤字、臨時グループが黒字、のケース

事例:
・経常グループ
 不動産所得 ▲100万円
・臨時グループ
 一時所得   200万円

損益通算をすると、一方の赤字が一方の黒字と相殺されるため、

・経常グループ
 不動産所得 0
・臨時グループ
 一時所得  100万円

総所得金額を求めるとき、経常グループはその金額を、臨時グループはその1/2の額を総所得に算入します。したがって、総所得金額は次のとおりとなります。

0+100万円×1/2=50万円


■経常グループが黒字、臨時グループが赤字、のケース

事例:
経常グループ
・不動産所得  200万円
臨時グループ
・譲渡所得  ▲100万円

損益通算をすると、一方の赤字が一方の黒字と相殺されるため、

・経常グループ
 不動産所得 100万円
・臨時グループ
 一時所得  0

総所得金額を求めるとき、経常グループはその金額を、臨時グループはその1/2の額を総所得に算入します。したがって、総所得金額は次のとおりとなります。

100万円+0×1/2=100万円



いずれのパターンも、「経常グループはその金額を、臨時グループはその1/2の額を総所得に算入」という考え方で、損益通算の計算をすることができます。
posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 07:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 税金

2013年08月17日

【FP試験の解説】個人事業主の保険の経理処理

2013年5月に行われたFP技能士試験の問題の中から、多くの受験者が間違えやすい問題、知識を整理していないと答えづらい問題をピックアップして解説しています。
今後試験を受ける方、試験合格済みだけれどさらなる知識を身につけたいと考えている方の参考になればと思っています。

市販FPテキストの6分野の順に、今回は「タックスプランニング」分野の問題の解説です。

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2013年5月 FP技能士2級実技(FP協会) 問37より

個人事業主が契約する保険の経理処理についての問題でした。

事業用途の火災保険は、事業所得上の必要経費に算入できます。

続いて、生命保険や医療保険の場合です。
被保険者が個人事業主自身、またはその家族従業員の場合は、個人契約の生命保険と見なされ、事業所得上の必要経費に算入できません。ただしこの場合は、生命保険料控除の対象になります。
被保険者が家族でない従業員の場合は、事業上の保険とみなせるので法人契約の場合の経理ルールが適用され、必要経費に算入できます。ただしこの場合は、生命保険料控除の対象にはなりません。

個人事業主が加入する保険の経理処理については、個人契約として経理処理するのか、それとも法人契約として経理処理をするのかを、適切に見極める必要があります。
個人事業主の保険の経理処理については、公式サイト内のコンテンツである「2級試験対策の深い知識」のページにまとめています。下記URLも併せてご覧ください。
http://money-study.net/fp/tisiki/4-accounting.htm
※PCスマホ両対応のサイトです。

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【次回以降の、FP技能士3級・2級合格勉強会のご案内】
ファイナンシャルプランナー資格取得を目指す方々が集まり、一緒に楽しく学びあう勉強会です。
 ■8/24(土) 3級2級頻出重要ポイント対策勉強会(前編)
 ■8/31(土) 3級2級頻出重要ポイント対策勉強会(後編)
 ■8/31(土) 2級応用問題/難問攻略勉強会

いずれの勉強会も、学科と実技の試験対策を含んでいます。グループワーク形式もあり、参加者同士で交流や情報交換しながら、楽しく学べる勉強会です★
皆様のご参加をお待ちしています。参加申し込み、詳細はこちらから!
http://money-study.net/fp/session/
※PCスマホ両対応のサイトです。
皆様の周りに受験予定者がいらっしゃれば、ぜひ当勉強会をご紹介ください!

 
posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 税金

2013年08月16日

【FP試験の解説】消費税の免税事業者

2013年5月に行われたFP技能士試験の問題の中から、多くの受験者が間違えやすい問題、知識を整理していないと答えづらい問題をピックアップして解説しています。
今後試験を受ける方、試験合格済みだけれどさらなる知識を身につけたいと考えている方の参考になればと思っています。

市販FPテキストの6分野の順に、今回は「タックスプランニング」分野の問題の解説です。

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2013年5月 FP技能士2級学科 問40より

消費税に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

4.新たに設立された法人は基準期間がないため、設立した事業年度は資本金の額にかかわらず、消費税の免税事業者となる。

この選択肢は不適切です。資本金が1000万円以下の法人に限り、消費税の免税事業者となります。ただし、消費税課税事業者選択届出書を提出することで、1000万円以下の法人も、課税事業者(消費税を払う/消費税の還付を受けられる事業者)になることはできます。

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【次回以降の、FP技能士3級・2級合格勉強会のご案内】
ファイナンシャルプランナー資格取得を目指す方々が集まり、一緒に楽しく学びあう勉強会です。
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いずれの勉強会も、学科と実技の試験対策を含んでいます。グループワーク形式もあり、参加者同士で交流や情報交換しながら、楽しく学べる勉強会です★
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posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 07:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 税金

2013年08月14日

【FP試験の解説】住宅借入金等特別控除を適用した時の源泉徴収票

2013年5月に行われたFP技能士試験の問題の中から、多くの受験者が間違えやすい問題、知識を整理していないと答えづらい問題をピックアップして解説しています。
今後試験を受ける方、試験合格済みだけれどさらなる知識を身につけたいと考えている方の参考になればと思っています。

市販FPテキストの6分野の順に、今回は「タックスプランニング」分野の問題の解説です。

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2013年5月 FP技能士2級学科 問37より

会社員であるAさんの平成24年分の給与所得の源泉徴収票に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、Aさんにはこの給与所得以外の所得はないものとする。また、※印の欄は、問題の性質上明示していない。

4.源泉徴収税額34,200円は、住宅借入金等特別控除額15万円が控除された後の金額である。

この選択肢は適切です。年末調整によって住宅借入金等特別控除を適用した場合には、Aさんが勤務する会社側で税額控除の処理が行われます。その結果、源泉徴収票の「源泉徴収税額」の欄には、住宅借入金等特別控除額を控除後の税額が記載されることとなります。
ですので、もし住宅借入金等特別控除の15万円がなかったとしたら、源泉徴収票の源泉徴収税額の欄には、184,200と記載されていることになります。

年末調整によってさまざまな所得控除、税額控除を考慮した最終的な税額が計算され、それが源泉徴収票の「源泉徴収税額」の欄に記載されていることを理解しておきましょう。

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 ■8/31(土) 2級応用問題/難問攻略勉強会

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posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 06:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 税金

2013年08月13日

【FP試験の解説】住宅借入金等特別控除の控除額

2013年5月に行われたFP技能士試験の問題の中から、多くの受験者が間違えやすい問題、知識を整理していないと答えづらい問題をピックアップして解説しています。
今後試験を受ける方、試験合格済みだけれどさらなる知識を身につけたいと考えている方の参考になればと思っています。

市販FPテキストの6分野の順に、今回は「タックスプランニング」分野の問題の解説です。

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2013年5月 FP技能士2級学科 問36より

所得税における住宅借入金等特別控除に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、本問において対象となる住宅は、認定長期優良住宅等には該当しない一般住宅であるものとする。

1 .平成24年中に住宅を取得し、かつ居住を開始して住宅借入金等特別控除の適用を受けた場合、10年間の累計控除額は、最高200万円である。

この選択肢は不適切です。本選択肢のケースでは、毎年ローン残高3000万円の1%である30万円まで税額控除ができ、10年間で最高300万円の控除を受けることができます。
ちなみに本選択肢のように、10年間の累計控除額が最高200万円になるのは、平成25年中に一般住宅を取得した場合になります。

累計控除額は毎年変わります。覚えるのもややこしいところですが、何年ならいくらまで控除できるのか、正確に暗記しておいてくださいね。

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 ■8/31(土) 3級2級頻出重要ポイント対策勉強会(後編)
 ■8/31(土) 2級応用問題/難問攻略勉強会

いずれの勉強会も、学科と実技の試験対策を含んでいます。グループワーク形式もあり、参加者同士で交流や情報交換しながら、楽しく学べる勉強会です★
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posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 税金