2019年11月25日

高額療養費制度では、病院に払う医療費と、薬局に払う薬代とを通算できる

FPの方と、高額療養費について情報交換をする機会がありました。
今日は、その話題をお届けします。

 
ある1カ月に、病院に6万円の医療費を払い、薬代も6万円だったとします。
このとき、高額療養費制度で、医療費と薬代を合算して、

(6万円+6万円)−約8万円=約4万円

を払い戻してもらえるのでしょうか?
それとも合算できず、払い戻しはないのでしょうか?
(自己負担額が約8万円となる所得の方であるという前提をおきます)

 
その答えですが、6万円の医療費を支払った病院から受け取った処方箋をもとに購入した薬であれば、上記計算式のように1病院でかかった費用として合算でき、高額療養費による払い戻しをうけることができます。
あと、病院での治療をうけた月と、薬が処方された月が同一であることも条件です。

薬代も含めた合算できる/できないの判別の際には、参考にしてくださいね。
 

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2019年11月02日

繰上げと繰下げによる年金計算ルールが、改正されるかも!?

みなさま、こんにちは。
FP勉強会運営スタッフ(公式サイト管理人)の佐藤です。

今日は、公的年金に関する話題です。

老後にもらえる老齢年金ですが、繰上げは1カ月当たり0.5%の減額、繰下げは1カ月当たり0.7%の増額、となるのをご存知の方も多いでしょう。
これは2000年ごろ決まった内容ですが、当時は繰上げしても繰下げしても、平均的には損得の差が生まれないよう調整して決められたそうです。

それからおよそ20年。平均寿命は、当時に比べてさらに伸びました。
その影響をうけて、平均的な寿命まで生きる前提で計算すると、繰上げは損、繰下げが得、という理屈になってしまっています。
そこで、この繰上げと繰下げの調整割合を変更することが議論されています。

計算上は、平均寿命が延びたなら、繰上げの減額率も繰上げの増額率も、今より下げるのが合理的です。
ということで繰上げの場合に、1カ月当たり0.4%減に見直すことが検討されています。

一方で、繰下げの方は1カ月当たり0.7%増のままにすることが検討されています。これを下げると、国民からの反発は来るでしょうからね・・・
ただ、長期的な年金制度の維持を考えるなら、繰下げの増額率も下げるべきとは思いますが・・・さてさて、どうなるでしょうか。

参考記事:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51115500Y9A011C1EAF000/
 

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2019年09月19日

他国からも年金を受け取る方のご相談で役立つサイトのご紹介

社会保障協定を結んだ国家間で、年金を受給される場合の注意点が、日本年金機構のサイトにまとまっています。

外国の年金制度から年金を受け取れる方について、
・日本との年金加入期間をどのように通算するか
・外国の年金を、何歳から受給できるか
・外国の年金制度では、申請漏れの場合に過去分の年金を受け取れるか
などが、協定相手国別にまとめられています。
(国ごとに、微妙なルールの違いがあります)

働き方も多様化しているので、国をまたがって活躍する日本人や外国人の年金相談を受ける方もいらっしゃるでしょう。
また今後にそのようなお客様にお会いするかもしれません。
ご興味ある方は、下記の日本年金機構のサイトをご覧ください。

https://www.nenkin.go.jp/service/kaigaikyoju/shaho-kyotei/kyoteiaite_chui/index.html
 

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2019年02月16日

マイナンバーカードが将来、健康保険証として使えるように

先日報道されていましたが、マイナンバーカードを健康保険証として使えるようにする取り組みが、2021年をめどに始まるようです。

マイナンバーカードの仕組みは、税や社会保障を始めとして、いろいろな情報を結び付けて、国の運営を効率よく進めていこうということで始まったものです。
確定申告で使う人、公的身分証明書として使う人、自治体のサービスを手軽に受けるために使っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしマイナンバーカードは現在、国民全体の12%しか普及していません。

 
1月に、確定申告の勉強会を開催しました。
そのなかで、マイナンバーカードを使った電子申告も扱いましたが、マイナンバーカードを持っている参加者もまだ少ない印象でした。
それでも、参加者内だけで見れば30%はあって、平均以上でしたよ(笑)

 
マイナンバーカードを健康保険証としての利用できるようになれば、会社や働き方が変わっても、マイナンバーカードさえあればそれを保険証として使えるので、そこは便利になりそうです。

しかし、保険証の切り替えはめったにあることではありません。
だから私個人的には、マイナンバーカードが健康保険証として使えるからといって、マイナンバーカードを作る人が増えるかというと、あまりそういう気はしないですね。

ただ、国側がうまく工夫すれば、マイナンバーカード保有者を増やせる可能性はあります。
税と社会保険を一体的に取り扱うメリットを生み出して、例えば次のような仕組みを作れば、普及は進む可能性があると考えています。

・高額療養費の自動計算、自動受け取り
・医療費控除の自動計算、確定申告不要で税の還付

「マイナンバーカードがあれば、自動的に医療費節約・節税!」という仕組みがあれば、国民にとっても便利ですし、国の役所も手続きの業務効率化が進むのではないでしょうか。
こういう仕組みをぜひ積極的に作ってほしいものです。
そのためにも、国会の中に、ファイナンシャルプランニングに強い人がいてほしいですね。
 

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※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

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2019年02月06日

年金の繰下げをしても、想定したほど手取りは増えないこともある

老後の年金を増やす方法として、年金の繰下げ受給という方法があります。
FPの皆様ならご存知の通り、受取時期を65歳以降1カ月繰下げるごとに、年金額は0.7%ずつ増額されていきます。
最大で70歳まで繰下げられますが、その場合は42%も年金が増える計算になります。

ところが、実際の手取り額はその通り増額しないケースがあります。
なぜなら、老後の年金額が増えることで、社会保険料や税金の金額も上昇するためです。
それらが年金から天引きされることから、「想定より増額率が低くなった」ということになるわけです。

さらに、所得が増えることで、
・医療費の自己負担割合が、1割から2割以上に
・介護保険料の自己負担割合が、1割から2割以上に
・住民税の非課税によって附随して受けられた特典が、課税者になったことで失われる
ということもあります。

これらの負担増加も加味すると、繰下げによる増額効果が想定より小さくなることはあり得るわけです。
額面と手取の違いともいえます。

FPは、お金に関して幅広く勉強していますよね。
年金増額率という局所的な視点だけでなく、ライフプランという大局的な視点で判断する力が、役に立つことがあるはずです!
 

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