2017年11月26日

地震保険の支払いルール、自宅に損害がなくても全損になる場合

地震保険はどのような保険なのか、という基本的な概念は、FP資格を取得された方であればご存じだと思います。
しかし、万一地震が起こった場合に、
・どのような基準で、保険金がいくら支払われるのか
・全損、一部損などの判定を、どのような基準で行っているのか
などの実務的なところは、それを学ぶ機会がないと理解できないと思います。

私は先日、地震保険の支払業務に関するお勉強の機会がありました。
その中で知った、ちょっと意外だったな〜と思った点をご紹介します。


地震保険では、実質的な被害がなくても「全損」と認定される場合があるのです。

例えば、地震でがけ崩れが起こり、幸運にも自宅に直接的な被害は出なかった場合です。
崩れたがけが間近に迫り、大雨でも降れば土砂が自宅まで押し寄せる可能性が非常に高いという状況であれば、もはや安全に住み続けることは不可能です。当然、自然に解消される見込みもないですから、以後住み続けることは困難と認定されれば、その建物は全損とみなし、地震保険の支払いの対象となるのです。

もう一つの事例ですが、マンション所有者で、自分の部屋(専有部分)に直接的な被害がなかったものの、マンションの1フロアが完全につぶれてしまった(層崩壊)場合です。
このような場合は、安全性の観点から、建物全体を建て替える必要性があります。
自分の専有部分に影響がなくても、建物全体を建て替えることになる被害であれば、地震保険では全損認定となります。


この2つに共通するのは、自分の所有物(持ち分部分)に全く被害がなくとも、もはや今後に住めなくなる状況であるという点です。
自分には直接的な被害がなくても、状況によっては全損と認定される制度になっていて、それはありがたい仕組みだな〜と、感じたのでした。

この話題以外にも、被害の査定方法など細かいお話もありました。
地震保険の査定について詳しくまとめた書籍もあるとのことです。
実務上の詳細を学びたい場合は、こういった書籍を一冊読むのがよさそうですね。
 

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posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 保険・リスク管理
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