2019年02月06日

年金の繰下げをしても、想定したほど手取りは増えないこともある

老後の年金を増やす方法として、年金の繰下げ受給という方法があります。
FPの皆様ならご存知の通り、受取時期を65歳以降1カ月繰下げるごとに、年金額は0.7%ずつ増額されていきます。
最大で70歳まで繰下げられますが、その場合は42%も年金が増える計算になります。

ところが、実際の手取り額はその通り増額しないケースがあります。
なぜなら、老後の年金額が増えることで、社会保険料や税金の金額も上昇するためです。
それらが年金から天引きされることから、「想定より増額率が低くなった」ということになるわけです。

さらに、所得が増えることで、
・医療費の自己負担割合が、1割から2割以上に
・介護保険料の自己負担割合が、1割から2割以上に
・住民税の非課税によって附随して受けられた特典が、課税者になったことで失われる
ということもあります。

これらの負担増加も加味すると、繰下げによる増額効果が想定より小さくなることはあり得るわけです。
額面と手取の違いともいえます。

FPは、お金に関して幅広く勉強していますよね。
年金増額率という局所的な視点だけでなく、ライフプランという大局的な視点で判断する力が、役に立つことがあるはずです!
 

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posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 年金・社会保険