2018年05月22日

キャッシュフロー表で失敗したFPの事例

先日5/10(木)に、FP協会内部で行われている勉強会「スタディグループ」で、講師を担当しました。
国分寺SGという、東京都国分寺市で行われていた勉強会ですが、そこで「顧客が納得する、精度の高いキャッシュフローつくりのコツ」というテーマの中で、次の観点でお話をしていきました。

・キャッシュフロー表の意義やメリットは何か
・キャッシュフロー表をExcelで作ることと、専用ソフトで作る違いは何か
・FPがキャッシュフロー表作りで悩んでいるところは何か
・キャッシュフロー表で失敗したFPの事例
・顧客が納得するキャッシュフローつくりには、顧客とのヒアリングが欠かせない

このお話しした内容の一部を、こちらでも共有したいと思います。

前回までで、「キャッシュフロー表を何のために作るのか」「こだわりのキャッシュフロー表」についてお伝えしました。
今回は、FP相談でキャッシュフロー表の使い方を誤り、顧客の信頼を損ねた事例についてお伝えしたいと思います。


キャッシュフロー表は、相談顧客のお金の課題解決につながるように作ることが重要です。
逆に、顧客の不安を増幅させたり、FPから受けたコンサルティングに妥当性がないと思われてしまうと、顧客からの信頼を損ねる結果となってしまいます。

まず1つめの失敗事例として、顧客が望んでもいないのに、いくつもの多様なシミュレーション結果を見せた事例です。
FPとしては、ローンの繰り上げ返済の有無による違いや、年金の繰上げ/繰下げによる違い、さらには物価上昇率が高まった場合や、思いがけず介護費用がかかった場合など、いろいろなお得な制度を紹介したり、数多くのリスクに備える大切さを顧客にしっかり説明したいと思って、たくさんの事例を当てはめて説明したいがために、このようなことを行ったというものです。

お金の勉強をしたFPはいろいろなことを知っています。
だからこそ、顧客に人生設計を立てることの重要性を説明したい、という気持ちになるのは分かります。

しかし、顧客からすれば、いろいろなグラフや表を見せられたものの、課題解決のために結局何が大切なのか、FPが次々に見せるどの資料が最も重要なのかが分からなくなり、FP相談に対する満足度が下がってしまったのです。

顧客が抱える課題を明らかにし、その解決策を伝えることがFPとして大切なことです。
顧客もそれを期待しています。
そうではなく、FP側が「情報提供」に徹してしまったことが、失敗の原因であったといえます。

このような接し方をするFPは、FPになって間もない人や、自分で行うサービスメニューが具体的に固まっていない人、また他のFPが書くのブログや記事に強い影響を受けてしまった人に見受けられます。


次に、顧客の信頼を損ねた別の事例をご紹介します。

キャッシュフロー表の作成にあたり、相談者の収入や支出の情報、さらには将来のライフイベントに対する考え方などを把握することが重要です。
そこでFPが、顧客から収入や支出の情報をヒアリングをしていきました。ところがその途中で、顧客が「そんなに個人の情報を聞き出して、どうするつもりなんだ!」と不信感をもってしまったのです。

その顧客は住宅購入の資金計画についてFPのところへ相談に来たのですが、住宅購入と関係のない将来のライフイベントや子供の人数などを聞き出されたことで、住宅とは全く関係のないもの売りつけられるような気がして、不信感を示したということなのです。

FPは、住宅購入後の資金計画(子育て費用や老後資金)のことも含めてアドバイスをしてあげたいと思っていましたが、そのことを事前に顧客には説明をしていませんでした。
顧客はてっきり、住宅に関することを中心に話を展開し、家を買っていいのかどうかの判断がもらえると期待をしていたのですが、この両者の間で「FP相談で一体何をするのか」という合意が取れていなかったのです。

キャッシュフロー表を何のために作るのか、その作成のためにどのようなヒアリングを行うのかを、事前に説明しておけばよかった事例ですね。
そうすれば顧客側にしても、期待を超える提案になったかもしれません。


今回は、キャッシュフロー表づくりの失敗事例をお届けしました。
キャッシュフロー表は、顧客の課題解決に有益な効果をもたらす価値のあるものです。
ですがその使い方を誤ったり、キャッシュフロー表の意義を顧客に説明しなかったら、逆に失敗してしまうこともあるということをお伝えいたしました。

皆様もキャッシュフロー表を活用されるときに、参考にしていただけますと幸いです。


なお、当勉強会でも、キャッシュフロー表を活用したり、顧客の相談事例に向き合うテーマの勉強会を定期的に開催しています。
次回は6/23(土)に開催しますので、ご都合付く方はぜひお越しくださいね。

次回はこのシリーズの最後として、FP相談における「顧客との対話」の大切さについて、お届けしたいと思っています。
 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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●6/23(土) FP相談:価値観が違う夫婦の不安を解決するライフプランニング編
●6/23(土) FPなら知っておくべきお金の新制度&制度改正 勉強会

<姉妹勉強会のご案内>
●5/20(日) FP技能士3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会
●7/29(日) FP1級新制度&制度改正事項 徹底対策勉強会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

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2018年05月18日

新制度&制度改正に関する2つの勉強会のご案内

姉妹サイトのFP技能士1級合格勉強会で、7月末に「FP1級新制度&制度改正事項 徹底対策勉強会」を開催することが決まりました。
1級試験やCFP試験では、最新の法改正について出題されますよね。
この勉強会では、その最新の改正事項について100問以上の問題を解きながら、広く深く学んでいきます。
最難関のFP資格を1点でも多く得点して合格したい!という方は、ぜひ参加をご検討ください。

それとは別に、こちらのFPスキル実践活用勉強会では、6月下旬に「FPなら知っておくべきお金の新制度&制度改正 勉強会」を開催します。
こちらはもう少し気軽に参加できる内容にしており、最新の改正事項の中から、私たちの生活に関連がある点を中心に、クイズを交えながら楽しく学べる勉強会です。
なお、こちらの勉強会は、最初にご説明した「FP1級新制度&制度改正事項 徹底対策勉強会」の縮小版の位置づけともなっています。

 
どちらも新制度・制度改正をテーマにしていますが、
・FP1級やCFPの合格に重きを置く人は、最初に紹介した「FP1級新制度&制度改正事項 徹底対策勉強会」を、
・それ以外の人でFPとしてのスキルを高めるために制度改正を学びたい人は、2つ目に紹介した「FPなら知っておくべきお金の新制度&制度改正 勉強会」を、
お勧めいたします。

下記に、2つの勉強会の開催概要を記載しています。
いずれも参加申し込みを受け付け中ですので、ご都合つきましたらどうぞご参加くださいね。


■FP技能士1級合格勉強会
FP1級新制度&制度改正事項 徹底対策勉強会 の開催概要:
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FP1級学科試験では、新しく登場したお金の制度や、税制改正・社会保障制度改正に関して、積極的に出題されます。 (CFP試験でも、出題されています)
したがって、これらの新制度&制度改正問題にたくさん答えられることで、試験本番の得点を大きく伸ばせます。

しかし、最新の制度改正事項は、試験対策テキストには記載がないことが多いです。
独学でのカバーが難しいく、学習に苦労される方もたくさんいらっしゃいます。

そこで、新制度&制度改正をカバーするための専門の学びの場を、この勉強会でご用意いたします。
FP1級試験で出題される新制度&制度改正問題を幅広く集めており、短期間で集中的に学習できます。
さらに、単なる制度の暗記だけでなく、お客様への相談でも役立つ実務ポイントも同時に学べる内容になっています。

勉強会当日は、グループワークをしながら学びを深めたり、情報交換もできます。
皆様のFP試験に関するあらゆる質問にスタッフがお答えしますので、疑問もすべて解消できます!
FP1級を教えてくれる人がいる環境を活用いただき、合格目指して頑張りましょう!

・新制度&制度改正事項を、広く深く学びたい方
・試験で1点でも多く得点し、合格の可能性を引き上げたい方
・何度か不合格になっているけれど、次こそ合格したいと考えている方
・FP相談やセミナーなどの実務でも、役立てたいと考えている方

は、ぜひご参加ください!
CFP受験者の方、またすでに1級やCFPを資格取得済みの方も、ご参加いただけます。

FP1級に焦点を当て、しかも新制度&制度改正問題に特化した、他にない貴重な学習の機会です。
皆様のご参加を、お待ちしています!
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■FPスキル実践活用勉強会
FPなら知っておくべきお金の新制度&制度改正 勉強会 の開催概要:
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お金の制度は、毎年少しずつ変化しています。
最近も、つみたてNISA制度が始まったり、年末の税制改正では配偶者控除、基礎控除、小規模宅地の特例が改正されるなど、新制度&制度改正の話題に事欠きません。
FPとしてお客様の相談にのる場合や、執筆や講演でマネーの情報提供をする場合も、将来の改正事項を踏まえて活動することが求められます。

そこで今回の勉強会では、FP6分野に関連するお金の新制度&制度改正をテーマとし、直近1年間に発表された新制度&制度改正を広く学びます。
制度を機械的に淡々と学ぶのではなく、人々にどのような影響があるのか、FPとしてどのような点をアドバイスすればよいのかなど、実務的な観点も含めた内容にしています。

しかも今回は、楽しい雰囲気の中で皆さんの記憶にも残りやすくなるよう、クイズ形式で進行します。
新制度&制度改正に関する問題を、数十問用意しています。
皆さんにはその問題にチャレンジしていただき、最終的に最も多く正解した人を、優勝者として表彰します!

直近の制度改正をまだ十分に把握しきれていない方は、この機会に詳しく勉強していきましょう。
すでに改正事項を把握された方も、本当に知識として身についたかをチェックできる内容にしています。

FP業界でも法改正の勉強会は様々なところで行われていますが、クイズ形式として開催するのは、おそらく日本でここだけでしょう。
第1回目の制度改正チャンピオンは、もしかしてあなたかも!?
皆様のご参加を、お待ちしております!
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■ 今後の勉強会の開催予定
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●6/23(土) FP相談:価値観が違う夫婦の不安を解決するライフプランニング編
●6/23(土) FPなら知っておくべきお金の新制度&制度改正 勉強会

<姉妹勉強会のご案内>
●5/13(日) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
●5/20(日) FP技能士3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

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2018年05月15日

相談内容に応じたこだわりのキャッシュフロー表を作ること

先日5/10(木)に、FP協会内部で行われている勉強会「スタディグループ」で、講師を担当しました。
国分寺SGという、東京都国分寺市で行われていた勉強会ですが、そこで「顧客が納得する、精度の高いキャッシュフローつくりのコツ」というテーマの中で、次の観点でお話をしていきました。

・キャッシュフロー表の意義やメリットは何か
・キャッシュフロー表をExcelで作ることと、専用ソフトで作る違いは何か
・FPがキャッシュフロー表作りで悩んでいるところは何か
・キャッシュフロー表で失敗したFPの事例
・顧客が納得するキャッシュフローつくりには、顧客とのヒアリングが欠かせない

このお話しした内容の一部を、こちらでも共有したいと思います。
前回は、キャッシュフロー表を何のために作るのか、というテーマでお伝えしました。
今回は、「こだわりのキャッシュフロー表」がテーマです。


そもそも、キャッシュフロー表にこだわりなんてあるの!?だいたい同じようなものでしょ!?と思われた方もいらっしゃるでしょう。
相談に来られた方のお金の課題解決のツールとして、キャッシュフロー表を使うわけです。
FPとしては、相談に来られた方がいちばん心に引っかかっている課題を重点的に解決し、アドバイスしたいと考えます。

したがって、キャッシュフロー表の中には、顧客の課題解決につながることが記載されていることが求められます。
例えば、介護にかかる費用を心配されている方であれば、介護にかかる費用をいつごろからどれくらいかかるのかを試算し、キャッシュフロー表に支出として計上してあげるとよいです。

保険の見直しのケースでは、世帯主(または配偶者)が亡くなられた前提において、家族死亡後の収入や支出の額を試算し、また支払われる死亡保険金も収入として計上し、適切な保障の保険に加入できるかをシミュレーションします。

このように、計算に加える収入や支出の項目を、相談内容に応じて変化させて計算できるスキルも、FPにとっては大切です。


私自身、多くのFPの方と接している中で、お客様からの相談内容が非常に多岐にわたっていることを実感しています。
専業主婦/共働き、賃貸/持家/老人ホーム/シェアハウス、多様な保険への加入意欲、結婚/離婚/相続、などなど、それぞれの相談事例で中心的テーマとなる内容も実に様々です。
それだけ、人々のお金の悩みは多様化しており、またそれに向き合うFPに求められる知識も幅広く深く求められているように感じます。

お客様一人一人に、納得感のあるキャッシュフロー表を作るためには、相談の個別ケースに応じたこだわりも必要でしょう。
多様な相談ケースにも対応できるFPが、増えてほしいと個人的には思っています。


このような背景もあって、FPスキル実践活用勉強会では、定期的にFP相談シミュレーション形式の勉強会も開催しています。
多様な相談ケースをご紹介しながら、FPとしてどのような考え方が必要であり、お金の専門知識を発揮すべきかを、みんなでグループワークをしながら考えています。
次回は6月に、FP相談シミュレーション形式の勉強会を開催します。詳細は、末尾のご案内をご覧くださいね。


軽くご案内を挟ませていただきましたが(笑)、こちらのSGでお話したことの内容の一部を、数回にわたって配信予定です。
次回はキャッシュフロー表つくりで失敗した事例とその原因について、お伝えしたいと思います。

 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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●6/23(土) FP相談:価値観が違う夫婦の不安を解決するライフプランニング編
●6/23(土) FPなら知っておくべきお金の新制度&制度改正 勉強会

<姉妹勉強会のご案内>
●5/13(日) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
●5/20(日) FP技能士3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

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2018年05月12日

キャッシュフロー表は、何のために作る?

先日5/10(木)に、FP協会内部で行われている勉強会「スタディグループ」で、講師を担当しました。
国分寺SGという、東京都国分寺市で行われていた勉強会ですが、そこで「顧客が納得する、精度の高いキャッシュフローつくりのコツ」というテーマの中で、次の観点でお話をしていきました。

・キャッシュフロー表の意義やメリットは何か
・キャッシュフロー表をExcelで作ることと、専用ソフトで作る違いは何か
・FPがキャッシュフロー表作りで悩んでいるところは何か
・キャッシュフロー表で失敗したFPの事例
・顧客が納得するキャッシュフローつくりには、顧客とのヒアリングが欠かせない


この内容の一部を、こちらでも共有したいと思います。

キャッシュフロー表は何のために作るのでしょうか?
その答えを私なりに簡単に説明してみたいと思います。

まず一つ目は、「将来の貯蓄の変動を確認するため」。
もし将来に貯蓄が底を尽きると分かったら、今のうちから手を打てますね。
貯蓄がいつごろ、どれくらいの額不足するのかわかれば、それをどのように回避すればよいのか、生活設計をどう変えていけばよいかのヒントになりますね。

二つ目は、「自分の家計の正確さを再確認するため」
キャッシュフロー表を作るためには、収入や支出の金額が明らかにならなければなりません。
家計の基本となる数字を、自分で正しく把握できているかを再確認することができます。
現状を正しく理解できていないと、問題の対応策を考えたところで、絵に描いた餅となってしまいますから。

三つめは、「自分の将来設計を考える機会とするため」
家をいつ買うのか、何歳まで働くのか、といったライフイベントを思い描き、将来の夢とかやりたい事を頭の中で整理する機会になります。


この3つの目的を掛け合わせることで、お金を切り口として顧客の夢を後押し、問題を回避できる家計の考え方や、よりよい人生設計をコツを伝えることができるわけです。
FPは、保険、投資、住宅購入などのお金の知識を生かしてアドバイスをする職業、といわれています。
もう少し踏み込むと、相談される方の夢を実現する役割でもあるわけです。

それを達成する道具として、キャッシュフロー表を活用することができるのですよ、というお話を説明しました。

キャッシュフロー表の作成は、FPのスキルを発揮した、FPらしい業務といえます。
ただしその価値は何なのかを、正しく相談者に伝えることが大切ですし、そのうえで相談業務の中でキャッシュフロー表を活用していただきたいと思います。


本日は、FPの基本を再確認するような内容でしたね。
次回も、こちらのSGでお話したことの内容の一部を、共有する予定です。

久しぶりのシリーズ投稿ネタとして、何回かに分けて書こうと思っています(笑)
 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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●6/23(土) FP相談:価値観が違う夫婦の不安を解決するライフプランニング編
●6/23(土) FPなら知っておくべきお金の新制度&制度改正 勉強会

<姉妹勉強会のご案内>
●5/13(日) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
●5/20(日) FP技能士3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

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2018年05月09日

長生きリスクに備える年金保険は、加入に厳しい診査がない

平均寿命が伸び続けていることから、長生きした場合に備えてのお金の工面を考える人が増えています。
国からもらえる公的年金だけでは、長期の家計の維持が難しいと考え、個人年金やトンチン年金に加入を検討している人も増えているようです。

生命保険や医療保険では、不健康な人が加入するのを防止するために、事前に告知や診査等があります。
持病・症状などがあれば、加入を制限されてしまいますね。

しかし個人年金やトンチン年金は、加入時に告知や審査がない、またはあっても生命保険・医療保険ほど厳しくないのが一般的です。

というのも、個人年金やトンチン年金は、死亡時に支払われる保険金額が、払い込んだ保険料とほぼ同じというケースが多いためです。

トンチン年金の場合、死亡保険金が払込保険料総額を上回ることもあり得ますが、それは平均寿命を大きく超えて長生きしたケースに限られます。
しかし確率的に考えると、死亡保険金が払込保険料総額を下回る可能性のほうが高くなっています。

ちょっとひどい言い方をすれば、早くに亡くなる人ほど、保険会社側に残るお金が多くなることから、事前の診査はそれほど厳しくはないのです。


実務上は、告知や審査の内容は、各保険商品によって異なります。
ですが個人年金やトンチン年金は、持病がある方も加入できる可能性があるので、生命保険と同じように考えて「きっと加入できない」と思いこまないようにしたいところです。

どんな人にも、将来のライフプラン設計は大切です。
思い込みで選択肢を失うともったいないですから、相談者のためになる選択肢をたくさん用意し、老後のプランを考えて行く姿勢が、FPには求められますね。
 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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●6/23(土) FP相談:価値観が違う夫婦の不安を解決するライフプランニング編
●6/23(土) FPなら知っておくべきお金の新制度&制度改正 勉強会

<姉妹勉強会のご案内>
●5/13(日) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
●5/20(日) FP技能士3級 頻出重要ポイント(2級基礎)総仕上げ勉強会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
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