2017年10月30日

相続で、遺産を明確に特定できないトラブル事例と、その解決方法について

ここ最近は、勉強会のご案内のお知らせが多くなってしまっています。。。
私のほうで複数のFP関連の勉強会を運営していますが、10月から12月にかけて、勉強会の開催が2週に1回の頻度となっています。
スケジュールの変更があったり、どうしても時期的な開催要因の理由もあったりして、このような頻度になっていまいましたが、運営する側としては、とてもあわただしいのです(笑)

なので勉強会のご案内がちょっと多めになりますが、ご容赦ください。

11/18(土)に、「遺産が確定できず分割もできないという相続トラブル解決&防止法」というテーマで勉強会を開催します。
これに関連して、今回は相続の話題をお届けしたいと思います。

 
FP試験でも「遺産分割」について学びますよね。
実際の相続事例において、必ずしも遺産をきれいに分割できるケースばかりではありません。
うまく分けられないため、遺産相続でもめるというお話は、みなさん聞いたことがあるのではないでしょうか。

遺産の中に金融資産が少なく、持ち家など不動産が大部分を占めている場合は、そもそもどうやって分ければよいのかで困ります。
(土地や建物は、物理的に分けることができません)
相続人が、お互いに取り分を主張して合意が取れず、やむなく家庭裁判所による調停・審判によって遺産分けを行うケースもあります。
(調停分割・審判分割は、年間1万件以上あります・・・)

遺産分けが難しくてもめるケースもありますが、一方で、遺産の存在自体でもめるケースもあります。
例えば、遺産の中に不動産が存在するものの、登記が正しく更新されていないことから調査を進めていくと、亡くなった人の土地だと思っていたのに、実はそうでない人の所有物だった、ということがわかる場合もあります。
こうなると、遺産を明確に特定できない事態になります。
その土地が遺産に含まれるのか含まれないのかで、相続人の法定相続割合の金額が変わったり、納得できる遺産分割のやり方も変わります。
なので、遺産なのかどうかを特定すること自体が、相続における最重要課題となってしまいます。

同じく遺産を特定できない事例として、亡くなった人の銀行口座が、他人の名義預金だった/いや亡くなった人の預金だ、という観点でもめるケースもあります。

別の事例では、保険金が「特別受益」に該当するのかどうかで争われるケースもあります。
受取る保険金は、原則として受取人固有の財産となりますが、特別受益とみなされると、それを持ち戻して遺産分割を行うことになります。
したがって、特別受益とみなされるかどうかで法定相続割合の金額や、分割の仕方が変わるため、やはり遺産分割の最重要事項になってしまうのです。

ここまででいろいろな事例を取り上げましたが、遺産であるのかないのかで、相続人間で利害が対立することもあります。こうなると、誰しも損はしたくありませんから、相続人の間で主張が対立し、簡単に解決できない問題へと発展することもあるわけです。

 
このように、どこまでが遺産なのかが明確でないトラブル事例を扱い、どのような解決法・防止法があるのかを考えるのが、次回11/18(土)の勉強会です。
FPの業務範囲を超えた内容を扱う、ちょっと濃い内容になりますが、相続に関する深い知見も得られますので、ご興味をお持ちになりましたら是非ご参加ください。

勉強会終了後には、懇親会も行います。
運営スタッフや参加者の皆さんと、楽しく学べる1日になればと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 
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■ 今後の勉強会の開催予定
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●11/3(金・祝) 社会保険を徹底理解&説明スキルも高めよう(1級試験対策にも)
●11/18(土) 遺産が確定できず分割もできないという相続トラブルの解決&防止法

<姉妹勉強会のご案内>
●11/18(土) 受験前に役立つ情報満載!FP技能士3級2級合格ガイダンス会
●12/3(日) 難関FP1級学科を乗り越えるための合格ガイダンス会

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
https://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 贈与・相続・事業承継