2017年07月19日

投資のプロとサル、どちらが投資で勝利したのかという話 その4

「投資のプロは、サルにも負ける」という格言(?)から始めた話題です。
アクティブファンドとインデックスファンドの比較について、いろいろな観点で取り上げています。

今回は、インデックスファンドに焦点を当てて、話を進めてみます。

 
「アクティブファンドへの投資はやめて、インデックスファンドにすべき」
という意見が、FPの世界の中では多くを占めているように感じています。

インデックスファンドを超えるリターンを出しているアクティブファンドが、アクティブファンド全体の半分くらいしかない(調査対象によっては2割程度しかない)、とも言われていますよね。

アクティブファンドがインデックスファンドのパフォーマンスを超えられない理由を、多くの方が述べています。
その理由は、おおよそ次のようなものです。

・アクティブファンドのほうが手数料・信託報酬が高いから
・ファンドマネージャーといえども、値上がりする銘柄を選ぶことはできないから

 
このような理由はもちろんあると私も考えていますが、もう一つ別の理由があると考えています。
それは、そもそもインデックスファンドに買い圧力がかかっているということです。
投資するならインデックスファンドのほうが良い、と考えている人は多くいます。
ましてや、国や機関投資家が多額のお金を投じてインデックスファンドを買いあげることもありますよね。
どのような商品であれ、買いたいと思う人が集まる商品は、値上がりの圧力がかかるものです。
これが結局、インデックスファンドのパフォーマンスを上げる原因にもなっていると、私は考えています。

もし将来、逆に「インデックスファンドはやめた方が良い」という話題が広がったり、国や機関投資家が保有銘柄を一斉に売却するようなことになった場合は、インデックスファンドがアクティブファンドに比べて相対的にパフォーマンスが下がる可能性はあるかもしれません。

この観点は、忘れないでおきたいと思っています。

 
投資のプロとサルの勝負の話は、投資の世界ではいろいろなところでたとえ話として用いられています。
その話題から、アクティブファンドとインデックスファンドとで、なぜパフォーマンスが違うのか、というところを話題にしてきました。

賃貸と持家のどちらがいいのか、というのと同じ「永遠のテーマ」として、アクティブファンドとインデックスファンドは今後も語られるのではないかと思っています。
皆さん自身が投資をするとき、またお客様の資産運用の相談に乗るとき、両者の違いについて考えていただくきっかけになりましたら幸いです。

 
たった4回の連載ですが、第1回目からすごく期間を要したなあと思います(笑)
途中、勉強会の運営対応が入ったことと、FP1級勉強会の教材つくりに時間を割いていたので、こちらにまでちょっと手が回らなかった、といういいわけもあります・・・

こちらで書いている内容の多くは、FPの皆さんとの会話の内容をもとにしています。
いろいろなネタがありますので、FPの皆様のお役に立てることも含めながら、また次回以降、話題を変えてお伝えしていこうと思っています。

 

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posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融資産運用・経済