2017年07月02日

投資のプロとサル、どちらが投資で勝利したのかという話 その2

「投資のプロは、サルにも負ける」という格言(?)から始めた話題です。
前回は、サル(に扮した人間)がダーツを投げて選んだ銘柄と、ファンドマネージャーが選んだ銘柄とで投資パフォーマンスを比較するという取り組みが実際に行われ、その結果ファンドマネージャー側が勝利した、という話をお伝えしました。

今回から、アクティブファンドとインデックスファンドの比較について、話題を進めていきたいと思います。

 
インデックスファンドが参照している指標(日経平均やTOPIXなど)は、市場平均ともいわれています。
いきなりの質問ですが、これって本当でしょうか?
本当に、平均値になっているのでしょうか?

実はほとんどの人が、この観点で考えることがありません。
平均といわれて、信じ込んでいるのです。

例えば日経平均株価指数を例にとりましょう。
これは、225銘柄の平均株価(正確には幾分か修正された平均株価)ではありますが、この225銘柄は、数ある銘柄の中から、ランダムな前提・平等な前提で選ばれたものではありません。
ご存知の通り、日本経済新聞社が、ある一定の条件に合致する225銘柄を選んだものですが、どちらかといえば、相対的に優秀な銘柄が選ばれているようにも思います。

もう一つ、TOPIXもみてみましょう。
TOPIXは東証1部の全銘柄が対象ですが、時価総額の指数です。
時価総額が大きい銘柄の影響を強く受ける指標です。
時価総額=株価×発行株式数、ですから、株価が高く、発行数の多い(=株を買う人が多い、つまりそれだけ儲けの期待が高い)銘柄、すなわち優秀な銘柄の影響を強く受ける指数ともいえます。

このことから、インデックスの指標そのものが、現実的に考えると平均以上のパフォーマンスを秘めたものであると、私個人的にはみています。

 
私自身、ちょっと数学的は発想が強いところがあるのですが、市場平均といわれているものが、本当の平均でないことに最初は違和感を持ちました。
それにも今は、すっかり慣れてしまったのですが、本当の株価の平均とはいったい何なのか、アクティブファンドとインデックスファンドの比較記事を見るたびに、いつも思い出すのです。

もしインデックスファンドのパフォーマンスが本当の平均より高パフォーマンスなら、インデックスファンドより儲かっているアクティブファンドが5割を切ることも、納得できます。

 
今回は、世間の投資家が信じている「平均」について、踏み込んで考えました。
次回はまた別の観点から、アクティブファンドとインデックスファンドの比較に関する話題を続けていく予定です。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 今後の勉強会の開催予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●7/9(日) 高校生向け金融教育を体験し、実践できるようになろう
高校生向けの金融教育の授業を実際に体験いただき、それをマネすれば
あなたが若い世代への金融教育を行える立場になれる!という企画です。

●7/22(土) 身近な事例から学ぶ、金融オプションの正体と損得判断
FP試験でも出題される、金融のオプションを基礎から学びます。
この1日で、FP1級/CFPレベルのオプション知識が得られます。

参加申し込み、勉強会の詳細はこちらから:
http://money-study.net/schedule.htm
※パソコン・スマートフォン両対応のサイトです。

posted by FPスキル実践活用勉強会スタッフ at 09:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融資産運用・経済